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シューマン
〜人生を通して探るピアノ曲の魅力〜
(演奏とお話・全３回シリーズ)
2014年4月9日(水) 〜6月19日(木) 開場10:00 開講 10:30 (10:30〜12:30)
会場：カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」
受講料（各回）／一般3,000円 会員2,500円 学生（大学生以下）1,500円 ※全自由席
Robert Schumann
（1810〜1856）
南雲 竜太郎
幼き日に「子供の情景Op.15」に出逢い大きな感動を得て以来、シューマンをずっと身近に感じて演奏し続けてきた南雲先生の講座が始まります。ロマン派を代表する作曲家の１人であるシューマンの作品は、自由な形式による作風で一見捉えどころがないようですが、その独特のファンタジーや情緒的な感情表現は聴く人の心に深く共鳴します。「シューマンの音楽の魅力は彼の人柄そのものだ」と語る南雲先生のピアノ演奏とともに、シューマンの人生をたどりながら楽しみ方を紐といてまいりましょう。第1回 ヴィルトゥオーゾピアニストを夢見ていた青年期 開催レポートはこちらから
2014年4月9日(水) 10：30〜12：30(取り上げる作品：♪→演奏予定)
パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 Op.3／パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 Op.10／ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6／トッカータ Op.7／♪アレグロ Op.8／♪謝肉祭 Op.9法律を学びながらもピアニストを目指した青年時代のシューマンの作品には、超絶技巧のヴァイオリンの奏者として名高いパガニーニの影響が顕著に見受けられます。また、シューマンの音楽の特徴である「内在する二面性」がよく表れた作品も書かれています。音楽家への夢と野心に燃え、若々しいエネルギーに満ちた初期の傑作の数々をご紹介しながら、シューマンの人と作品の原点を探ります。
第2回 文学作品からの影響 開催レポートはこちらから
2014年5月8日(木) 10：30〜12：30(取り上げる作品：♪→演奏予定)
♪蝶々 Op.2／♪クライスレリアーナ Op.16シューマンの音楽の大きな特徴に、文学作品からの影響があります。特に大きく影響を受けたのはドイツ・ロマン派文学の大家ジャン・パウルと、後期ロマン派を代表する幻想文学の奇才E.T.A.ホフマンです。ジャン・パウルの「生意気盛り」は「蝶々Ｏp.2」に、E.T.A.ホフマンの「牡猫ムルの人生観」と「カロ風幻想曲から“クライスレリアーナ”」は「クライスレリアーナＯp.16」に直接大きな影響を与えています。シューマンの作品の中でどのような形で表れているのか、具体的に見ていきます。
第3回 結婚に至るまでのクララとの関係と、人生の終焉まで 開催レポートはこちらから
2014年6月19日(木) 10：30〜12：30(取り上げる作品：♪→演奏予定)
♪幻想小曲集Op.12／子供の情景 Op.15／♪幻想曲 Op.17／子供のためのアルバム Op.68／♪森の情景 Op.82／3つの幻想小曲集 Op.111／♪暁の歌 Op.133シューマンの人生において妻クララとの関係は何よりも重要であり、シューマンの創作に大きな影響を及ぼしています。2人が出会ってから結婚するまでの軌跡を、作品を通してたどり、また結婚後に、娘たちのために作曲した幾つかの小品と、晩年に書かれた数少ない作品を聴きながら、シューマンの思いに迫ります。
※ 楽譜をお持ちの方はご持参ください。
PROFILE南雲 竜太郎 なぐも りゅうたろう
東京生まれ。7歳からピアノを始める。1986年 大阪芸術大学に入学し、ゼンプレーニ・コロネル氏に師事。1987年より7年間に亘り、クラウディオ・ソアレス氏に師事。1990年 同専攻科に進み、横井和子氏に師事。1991年 同専攻科を修了。1989年より国内の幾つかのコンクールで第1位入賞。1991年 第１回浜松国際ピアノコンクールで第４位入賞。以降、東京・大阪をはじめ各地でリサイタルを行う。室内楽の演奏や、大阪センチュリー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団をはじめとするオーケストラとも共演。1994年 東京に戻り、渡邊健二氏に師事。1995年 東京藝術大学大学院修士課程に入学。1997年 同大学院を修了。現在、各地で演奏活動を行う一方、昭和音楽大学・同短期大学部、洗足学園音楽大学で後進の指導にあたっている。
南雲竜太郎公式ホームページ http://www.nagumoryutaro.jp
主催／カワイ音楽振興会
後援／（一社）全日本ピアノ指導者協会（株）河合楽器製作所関東支社 カワイ音楽教育研究会
チケット取扱／カワイ音楽振興会 Tel 03-3320-1671 カワイ表参道 Tel 03-3409-2511
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