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ロシアン・ピアノスクールin東京・
NHK Eテレ「らららクラシック」でもお馴染み
ロシア音楽学者 一柳 富美子 公開講座
〜ロシアピアノ音楽の真実〜
ロシア音楽学者 一柳富美子先生による好評のロシア音楽講座続編!

第3回 2019年1月23日(水)10:30 〜 12:30 (開場 10:00)開催レポート
第4回 2019年4月17日(水)10:30 〜 12:30 (開場 10:00)開催レポート

会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」
受講料:(各回)一般3000円 会員2500円 学生 2000円 〈全自由席〉

第3回 2019年1月23日(水)10:30 〜 12:30
再考・ポスト国民楽派
未公開最新資料をもとに、第2回で言及できなかった19世紀後半のロシア音楽史の実態、特に「ポスト国民楽派」を概説します。作曲家としては、タネーエフ、リャードフ、グラズノフ、アレンスキー、メトネル、ピアニストとしてはジローティ、イグームノフらを扱います。ポスト国民楽派が「」付きなのは、実はロシア本国では「ポスト国民楽派」という概念が存在しないからです。この点も講座内で詳細に説明致します。最新資料分析を通して判明したことは、クレメンティとフィールドによってピアノが紹介された19世紀冒頭から一貫して、ロシア音楽界では常にピアノが中心にあったということです。五人組の管弦楽や歌劇は殆ど顧みられず、聴衆や演奏家の立場から見れば、ロシアは常にピアノの国でした。

第4回 2019年4月17日(水)10:30 〜 12:30
ラフマニノフ
今やチャイコフスキーを凌いでロシア音楽の代表と目されているラフマニノフの、先ずは評伝の誤解を解いていきます。子供時代は怠け者だったのか? 何年も鬱病を煩うほど軟弱な性格だったのか? 女好きだったのか? ピアノ協奏曲第2番は催眠療法によって完成したのか?等々。次いで、ピアノ音楽だけでなくピアノと共に彼の創作の中心にあった声楽作品を紹介。声楽曲にはピアノが必須なので、ピアノ専攻の方にも有益な情報となるでしょう。さらには、ラフマニノフを理解する上で不可欠である「鐘」と「ロシア教会音楽」について、文化史的観点から解説します。ショパンの《葬送》、チャイコフスキー《四季》など、ピアニスト・ラフマニノフの演奏もたっぷり鑑賞致します。 

一柳 富美子

PROFILE 一柳 富美子(ひとつやなぎ ふみこ)
音楽学者。東京外国語大学卒業、東京芸術大学大学院音楽研究科修了。音楽学専攻(ロシア音楽)。ロシア音楽研究会主宰。モスクワ大学及びモスクワ音楽院留学。E.ソローキナ、E.オブラスツォワ、富重潮、原卓也、船山隆、本荘玲子に師事。ロシアオペラとロシアピアニズムに特に造詣が深い。研究・執筆の他にロシア声楽指導・音楽レッスン通訳・翻訳の分野でも第一人者として活躍。これまでにレッスン通訳した音楽家はアシュケナージ、プレトニョフ、ベルマンら200人を越え、邦訳したロシア作品は大曲50歌曲1000を超える。NHK・Eテレ「らららクラシック」やFM・N響ライヴのロシア回ゲスト解説者も務める。1987〜88年ヤマハ『ピアノの本』連載で初めて日本にロシアのピアノ音楽教育と若手演奏家をレポート、全くの無名だったルガンスキーやベメゾフスキーらを紹介し、その先見性を高く評価される。1996年ミラノスカラ座国際シンポジウムで発表した論文は5カ国語に翻訳され新ショスタコーヴィチ全集にも所収。2011年ダラム大学ロシア・ソ連音楽国際学会日本代表。国際音楽学会ロシア音楽グループアジア代表員。単著書・訳書に『ムソルグスキー』『ラフマニノフ』(東洋書店)、『バガテル』(カワイ出版)、論文多数。2003年より「ロシアン・ピアノスクールin東京」総合監修。

主催/カワイ音楽振興会
後援/公益財団法人 日本ピアノ教育連盟、(株)河合楽器製作所、カワイ音楽教育研究会
お問合せ・お申込み/カワイ音楽振興会 03-5485-8511

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