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ピアニスト 松本和将のロシア名曲選 開催レポート
〜レクチャー&コンサート Vol.1(全5回)〜
【レクチャー】
第1回 2018年9月21日(金) 10:30〜12:30 
♪チャイコフスキー 「四季」「ドゥムカ」「ピアノ協奏曲」

  

 松本和将さんによる、“ロシア音楽”をテーマにした、新たなレクチャー&コンサートシリーズの第1回目。各回異なるロシア人作曲家による名曲をピックアップし、演奏を交えながら作品を解説していきます。初回はチャイコフスキーの《ピアノ協奏曲第1番》〈ドゥムカ〉《四季》における、実用的な練習法を中心とした内容の講座となりました。

 最も多くの時間を割いたのはコンチェルト。「今となっては何が難しかったのかと思うほど、ある時から簡単に弾けるようになりました」と松本さん。主だったコツとして“大胆さ”と“脱力”を挙げ、体の使い方や指のコントロール方法、16分音符が続く細かなパッセージではいかに“波”に乗りながらまとめるかなどを演奏を交えながら解説。コンチェルトを演奏しない人でも、ほかのチャイコフスキー作品に通じる練習のヒントも数多く紹介されました。

〈ドゥムカ〉《四季》では、イメージを膨らませることの重要性について話されました。オーケストラであれば何の楽器が担当しているのか、舞台作品であればどのようなセットを作ったらよいのか……。音楽の方向性を見つけるためには、チャイコフスキーのバレエとシンフォニー、それからオペラとコンチェルトをひと通り聴いてからピアノ作品に入ることが大切だとお話しされていました。

 次回の講座は11月8日、ムソルグスキー《展覧会の絵》がテーマ。有名なラヴェル編の印象のまま演奏するのではなく、同時期に作曲されたオペラ《ボリス・ゴドゥノフ》のイメージを当てはめながら、作品を深く読んでいくとのことです。なお、《四季》の抜粋と〈ドゥムカ〉は、12月6日開催のコンサートで披露されます。

(R.K.)

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