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カワイコンサート NO.2323
江口 玲 ピアノリサイタル 開催レポート
2022年9月22日(木)開演18:30 開場18:00
会場:山形テルサホール (山形県)

 

暑かった夏も終わり、秋めいてきた9月22日、山形テルサホールで、江口玲さんのピアノリサイタルが開催されました。

カワイ音楽教室に通われているお子様から音楽好きのご年配の方々までで会場はいっぱいになり、開演前はアットホームな雰囲気で、江口さんの演奏に期待を膨らませているようでした。

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」は、滑らかな音色の移り変わりが幻想的な雰囲気をより際立たせていて、開演前の空気が一変しました。

次に、ショパンのマズルカより6曲を演奏されました。丁寧に歌われた伸びやかな旋律と、生き生きと表現された民俗的リズムが絶妙に絡み合い、ショパンの世界に引き込まれたところに「英雄ポロネーズ」で一気に会場の高揚感が高まったようでした。

後半は、シューマンの「トロイメライ」「ウィーンの謝肉祭の道化芝居」より2曲、リスト編曲の「献呈」、ラフマニノフの「エレジー」、「前奏曲」より2曲、「音の絵」より3曲が演奏されました。

シューマンは、長調と短調の響きのコントラストが非常に美しく、喜び、不安、苦悩などの心情の変化を感じ取れるような、巧みで深みのある表現がとても印象的でした。

「献呈」は、原曲の歌曲の美しさを十分に聞かせつつ、技巧的表現が圧巻で、会場に光が差し込んだような華やかさでした。

ラフマニノフになると、深みと重厚感のある音色が、暗く重々しいロシアの雰囲気を誘い出し、心に染み入りました。

アンコールは、バッハ、コルトー編曲の「アリオーソ」を演奏されました。

遠い昔を思い起こさせるような温かさの中に、どこか哀愁を漂わせる旋律の歌わせ方がとても美しく、静かで穏やかな音楽の運びが心に沁み渡り、とても温かい気持ちになりました。

ショパン国際ピアノコンクールで更に高い評価を得たShigeru Kawaiと、江口さんの音楽性と演奏力の高さ、作曲家ごとの特性を緻密に表現した演奏が融合し、Shigeru Kawaiの魅力を存分に引き出した、心を揺さぶられる素晴らしいものでした。

山形事務所 工藤恵美 

 

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