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日本ショパン協会 第293回例会
大塚 玲子 ピアノリサイタル 開催レポート
《日本ショパン協会パウゼシリーズ Vol.45》
2022年2月25日(金)19:00〜20:10(開場 18:30)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

2月下旬、日本ショパン協会のパウゼシリーズVol.45として、大塚玲子さんのピアノリサイタルが開催されました。
大塚さんは桐朋学園大学および同大学研究科を卒業後、モスクワ音楽院研究科を最優秀で修了。
コンクール入賞歴も豊富で小学生でピティナピアノコンペティション西日本第1位となりワルシャワフィルハーモニーホールで室内管弦楽団と共演、留学中にはスクリャービン国際ピアノコンクールで優勝されるなど数々の経験をお持ちのピアニストです。

当夜はショパンの「幻想曲Op.49」を中心に、その影響を受けた作品の発展を考える興味深いプログラムでした。
前半は、モーツァルトの「幻想曲K.397」で自由で即興的なスタイルを表現し、歌心に満ちたシューマンの「3つのロマンス Op.28」より第1曲と第2曲、そして演奏会の核となるショパン「バラード第1番」と「幻想曲」を演奏。
ドラマチックなストーリーが自由に展開していくように、様々な表情の変化を多彩な表現で聴かせてくださいました。

後半のプログラムは、特に初期作品でショパンの影響を受けたスクリャービンとハーモニーの関連性が深いドビュッシーの名作から、スクリャービン「幻想ソナタ」、ドビュッシー『前奏曲集』より「ヒースの茂る荒地」と「西風のみたもの」、スクリャービンの詩曲「焔に向かって」。
ショパンと後世の作曲家のピアニズムとの繋がりや神秘的な世界観を、色どり豊かに演奏されました。

場内からの盛大な拍手に応え、アンコールにショパン「ワルツ ホ短調 遺作」「24の前奏曲Op.28より第7番」の2曲を演奏し終幕となりました。

※写真:日本ショパン協会理事の岡本美智子先生と

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