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カワイ音楽振興会 創立50周年記念コンサート Vol.2 開催レポート

2013年10月24日(木)
ランチ・タイムコンサート 12:00 開演 11:30開場
出演: 正住 真智子
会 場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ  

 

 

 記念コンサート3日目のランチタイム・コンサートは、東京藝術大学大学院修士課程に在学中の正住(しょうじゅう)真智子さんの登場です。

 モーツァルトの「アレグレットの主題による12の変奏曲 変ロ長調K.500」で始まりました。主題のアレグレットを軽やかに、そしてそれに続く変奏曲では、それぞれの性格を考えた演奏で、とても歯切れ良く聴かせてくれました。

 2曲目はシベリウス「5つのピアノ小品Op.75『樹の組曲』」。北欧の樹にちなんだ曲で、演奏前に正住さんはその樹について少し説明をしました。それによれば、例えば1曲目の『ピヒラヤの花咲く時』の“ピヒラヤ”は、フィンランドに初夏が訪れる頃に白い花を咲かせる樹で、5曲目の『樅の樹』は、フィンランドでは永遠の命を象徴する樹だそうです。正住さんはこの組曲で、それぞれの曲(樹)の特徴を巧みに弾き分けていました。

 3曲目はショパンの「バラード第4番ヘ短調Op.52」。バラード4曲の中で最高傑作といわれるこの曲を、哀愁に満ちた第1主題から激しさを持ったコーダまで、優れたテクニックと、情感に溢れた演奏で、聴衆を魅了します。

 最後はドビュッシーの「喜びの島」です。ドビュッシーの作品には珍しく喜びに満ちたこの名曲を、色彩感豊かに表現していました。

 満場の拍手に応えて、リストの「3つの演奏会用練習曲」から『軽やかさ』を見事に弾いて、コンサートは終了しました。

(K.Y.)

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