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カワイ音楽振興会 創立50周年記念コンサート Vol.2 開催レポート

2013年10月22日(火)ランチ・タイムコンサート 12:00 開演 11:30開場 
出演: 中村 芙悠子
会 場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ

  

 今年創立50周年を迎えたカワイ音楽振興会の記念コンサートのVol.2が、10月22日から3日間にわたって行われました。そのトップが、現在昭和音楽大学ピアノ演奏家コース3年に在学中の中村芙悠子さんのランチタイム・コンサートです。

 プログラム最初はシューマン「アラベスクOp.18」。テンポ・ルバートも品良く、音楽の流れも大切にして演奏しているような印象を受けました。その後のトークでは、中学生の時に初めて参加したロシアン・ピアノスクールin東京での思い出や曲の説明をしてから、チャイコフスキーの「ドゥムカ」と「18の小品Op.72」から『瞑想曲』を2曲続けて演奏しました。『ロシアの農村風景』という副題が付いた「ドゥムカ」も、作曲者の死の年に書かれた『瞑想曲』も、哀愁を帯びたメロディーで、実に雰囲気よく聴かせてくれました。

 次のショパンの「幻想曲ヘ短調Op.49」では、メリハリ良く演奏していました。

 最後はシマノフスキの「変奏曲Op.3」です。大切なレパートリーとして折に触れて弾いてきたというだけあって、独特の主題と様々な変奏を見事に演奏し、ランチタイム・コンサートにもかかわらず詰めかけた大勢の聴衆から、惜しみない温かな拍手を送られていました。

 アンコールに弾いたショパンの練習曲Op.25-5も素敵な演奏で、将来が大いに楽しみなピアニストだと感じました。

(K.Y.)

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