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西原 稔 公開講座 開催レポート
「ベートーヴェンとピアノ、ピアノソナタを通してみるピアノの歴史」
2010年11月19日(金) 10:30 講座(10:30〜12:30)
主催:カワイ音楽振興会

会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」

  

 ピアノを演奏するためには楽譜を深く読み込むことは重要です。また、それらに加え楽曲の成立事情等は、きちんと押さえておきたいものです。先日開催された西原稔先生による講座は、まさにこれらの点で貴重な講演でした。

 イタリアで発明されたピアノが、半世紀後にドイツで復興され、改良されながら世界に広がっていく。この変革期の中心にベートーヴェンが居たことは、彼の作品を理解するための重要な鍵となります。

 今回の講座ではベートーヴェンのピアノソナタを例にあげて、作品とピアノの発展の歩みを辿るという興味深い内容でした。
・拡大するピアノの音域 ・弱音にこだわったベートーヴェンと弱音ペダルのこと ・弦の張力と多彩な音色の話 等々。

 これら当時の楽器の特徴をふまえて作曲されたソナタを現代の演奏にどう生かせばよいのか。といった普段は聞けない話が盛りだくさんでした。

 次回はシューマン。彼は楽譜に様々なことを仕掛けた作曲家です。このあたりのことをどのように読み解かれるのか、期待大です。 このシリーズはピアノ指導者のみならず、学習者あるいは音楽愛好家の方々にとっても得るものが多い内容でしょう。 

H.M.

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