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ピアニスト・ピアノレスナーのための健康講座(全3回シリーズ 2 )開催レポート
2010年9月14日(火) 10:30〜12:30
主催:カワイ音楽振興会
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」

  

 この健康講座は、3回にわたって元オリンピック体操競技コーチと栄養士の方が、音楽家向けにお話しして下さるものです。第2回の主な内容は「筋肉」と「心」。講師は前回に引き続き、オリンピックコーチとして数々の名選手を育て上げこられた青木倫先生です。会場「パウゼ」は席がほとんど埋まるほどの盛況ぶりでした。

 冒頭ではまず、第1回の復習も兼ねて「正しい姿勢」についての説明がありました。青木先生によると、ピアニストがピアノを弾いている姿勢は、多くの人が前傾姿勢になりがちで、体に負担をかけるようになってしまっているようです。受講生のピアノ教師の方々も、先生の指導を熱心に聞き、体に負担がかからない「正しい姿勢」を確認されていました。

 その後、「ウォーキング」のコーナーでは、正しい姿勢、丁度よい歩幅、足のつけ方など、実際に動きを確認しながらチェックしていきました。私たちは正しい歩き方を日頃意識することはあまりないので、知らず知らずのうち、つい変な歩き方になってしまいがちです。先生のご指導の通りに意識的に歩いてみると、確かに体に変な負担がかかることもなく、見た目もきれいな歩き方になるようです。

 「筋肉トレーニング」のコーナーでは、主に足腰を鍛えるためのトレーニングを行いました。片足立ちしたり、椅子を使って膝を上げ下げしたり…中には少々きついトレーニングもありましたが、確かにこれを毎日続けると足腰が鍛えられそうです。

 トレーニングが一通り終了した後、先生は「こころ」に関するお話をして下さいました。青木先生のお話によると、オリンピックに出場できた選手は、出場できなかった選手と比べて技術的には大差ない場合が多いようです。では、何が大きな決め手となるかというと、「こころ」です。ここ一番というときにメンタル面での強さがないと、オリンピックという大舞台で力を出し切ることは出来ないようです。ピアノ演奏はもちろん、1回の本番にかけるパフォーマンスを行う人には全て共通しそうな内容ですね。その他、「できないと思うのではなく、やればできると自分に言い聞かせる人が目標を達成できる」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。さすがオリンピック選手を育ててこられただけあり、お話には説得力があります。   

 楽しいお話とトレーニングで2時間があっという間でした。今日実際にやってみたトレーニングは比較的簡単で、特別な器具もいらないものばかりです。受講者の皆さまもこれをきっかけに、「演奏のための体作り」を実践してみようと思われたことでしょう。

(M.S.)

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