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ピアニスト・ピアノレスナーのための健康講座(全3回シリーズ 1 )開催レポート
2010年7月23日(金) 10:30〜12:30
主催:カワイ音楽振興会
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」

  

 

 通常は演奏会の会場として利用されている「パウゼ」で、「ピアニスト・ピアノレスナーのための健康講座」と題された珍しいイベントが開催されました。スポーツの分野で活躍されている先生が、音楽家向けに、最高のコンディションでピアノ演奏やレッスンに臨めるよう、レクチャーしてくださるという内容です。講師は、ロサンゼルス、ソウル、バルセロナ、アトランタ・オリンピックの体操日本代表コーチを務められた、青木倫先生。非常に蒸し暑い日でしたが、会場にはピアノ講師と思われる女性を中心に多くの方々が集まりました。

 青木先生のレクチャーは主に、「リンパセラピー」と「ストレッチ」についての、解説と実践という形で進められていきました。先生曰く、ピアニストと体操選手は「肉体を酷使する」という意味に似ており、それ故にどちらもトレーニングによる筋肉疲労を軽減することが大切なのだそうです。その意味で「リンパセラピー」や「ストレッチ」が大変有効だとのことです。まず「リンパセラピー」についての大まかな説明があり、その後実際に各自体験してみました。具体的には、体重に張り巡らされた「リンパ管」に沿って、「リンパ節」へ向かって行うのですが、思ったよりも簡単で、段々と自分の体がリラックスしていく感覚が分かりました。このセラピーは、筋肉痛、関節痛、疲労といった症状を予防する効果があるそうです。

 その後、「リンパセラピー」と組み合わせるとより効果的な「ストレッチ」を行いました。これは凝り固まった筋肉を伸ばすもので、ピアノ演奏の前後に実践できそうなものばかりです。受講者の皆さま、青木先生の指導を受けながらその効果を実感されていたようです。

 最後の質問コーナーでは、身体に関する日頃の悩みを相談する方も多く、青木先生はそれぞれの質問に丁寧に答えてくださいました。受講者の皆さん、青木先生の分かりやすい説明、的確な指導を受け、「ピアノを弾くためのコンディション作り」についてますます理解を深められていたようです。数々の一流オリンピック選手を育て上げた人のお話は説得力がありましたし、不健康になりがちな現代において、本日のレクチャーは大変貴重な機会だったといえるでしょう。

 次回の「ピアニスト・ピアノレスナーのための健康講座」シリーズは、9月14日、「筋肉トレーニング」などをテーマに開催される予定です。こちらも是非お見逃しなく!

(M.S.)

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