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2011ロシアン・ピアノスクールin東京
2011年8月20日(土) 19:00開演
受講生選抜演奏会 開催レポート
主催:カワイ音楽振興会
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」8月20日パウゼにて、8日間にわたり行われた『ロシアン・ピアノスクールin東京2011』の締めくくりとして受講生選抜演奏会が開催されました。この日は、開場前から長蛇の列ができるほど、たくさんのお客様がいらしており、後方の客席で先生方が見守る中、24名の受講生から選ばれた6名の演奏者が8日間の成果を披露されました。
佐久間雄士さんは、ベートーヴェン《ロンド第1番 ハ長調Op.51-1》を爽やかな音色で、伸びやかに演奏されました。
小野寺香音さんは、ショパン《ワルツ第4番 ヘ長調Op.34-3》を艶のある音色で軽やかに演奏されました。
川崎槙耶さんは、ワーグナー=リスト《イゾルデの愛の死》を演奏。さまざまな響きを駆使し、壮大でロマンティックな世界が描き出されていました。
正住真智子さんは、ラヴェル《鏡》より「洋上の小舟」を演奏。水の持つ繊細な表情を自然な息づかいで表現されていました。
奥村志緒美さんは、プロコフィエフ《ピアノソナタ第6番「戦争ソナタ」Op.82》より最終楽章を、鮮やかな音色で、終始緊迫感が漂う迫力のある熱演をされました。
阿見真依子さんは、ブラームス《6つの小品Op.118》より第1番、第2番、第3番で、それぞれ内面に語りかけてくるような、しっとりとした深みのある演奏をされました。
最後に客席から6人の演奏者に盛大な拍手が贈られ、演奏会が締めくくられました。
あっという間に時間が過ぎてしまったと思うほど、充実した演奏会でした。皆さんの更なるご活躍を楽しみにしています。
(K.S)
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