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ロシアン・ピアノスクールin東京 2009
受講生による演奏会 開催レポート
2009年8月17日(月) 15:00開演
会場:カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」
内門卓也
伊藤ゆりあ
佐藤元洋
西尾真実
中村芙悠子
増田桃香 7日間にわたって開催されたロシアン・ピアノスクール in 東京 2009、その最後を飾る演奏会が8月17日に開かれました。受講生の中から選ばれた6人の演奏者が、満員の聴衆の前で、この講習の成果を披露しました。内門卓也さんは、ラフマニノフ《10の前奏曲》Op. 23より、2曲を演奏。息の長いフレーズ感で、美しく聴かせていました。
伊藤ゆりあさんは、プロコフィエフ《バレエ「ロメオとジュリエット」からの10の作品》Op. 75より、3曲を演奏。作品のもつリズムのおもしろさをうまく伝えていました。
佐藤元洋さんは、シューマン《ソナタ第2番》作品22より第1楽章を、非常に繊細で美しく表現していました。
西尾真実さんは、シューマン《クライスレリアーナ》Op. 16より3曲を、それぞれの曲想を活かして、丁寧にまとめていました。
中村芙悠子さんは、シマノフスキ《変奏曲 変ロ短調》Op. 3を深い音色で、変奏されてゆく美しさを印象的に演奏していました。
増田桃香さんは、クライスラー=ラフマニノフ《愛の喜び》を演奏。華やかで、のびのびとした演奏で、このコンサートを締めくくりました。
最後には、後ろで見守ってくださっていた先生方も含め、会場から大きな拍手が贈られました。モスクワ音楽院の教授陣にレッスンを受けられるということで、ロシア音楽を演奏された方が多かったですが、短い期間にそれぞれが集中して音楽に向き合った様子がよく伝わってきました。この素晴らしい機会で得たことは、今後の彼らの音楽活動にとって、とても重要なものになるのではないでしょうか。(M.)
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