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●第50回グラミー賞クラシック部門受賞コンサートレポート

ラン・ランとアール・ワイルド

期日:2008年2月5日
会場:ロサンゼルス ウォルト・ディズニーコンサートホール
レポ−ト:カワイアメリカMPA 大竹隆典

ウォルト・ディズニーコンサートホール

グラミー賞ラン・ランとアール・ワイルド舞台上のSKEX

今年のグラミー賞クラシック部門受賞者は二人のヴァーチュオーゾピアニストです。ラン・ラン(25歳)とアール・ワイルド(92歳)というおそらく最年少と最年長のピアノ界のスーパースターが同じステージで演奏するという歴史的イベントとなりました。
演奏と授賞式の一部映像を下記サイトで見ることが出来ます。
www.grammy.com/GRAMMY_Awards/50th_Show/default.aspx

 

アール・ワイルド グラミー受賞コンサート 
ショパン 幻想即興曲

グラミー賞のワイルドさんとSKEX

さてそのアール・ワイルドさんですが近年Shigeru Kawai Artist としてコンサートやCD録音ではいつもSKEXを使っていただいてます。そのダイナミックでクリアーな音色といつも変わらぬ比類ないプレイヤビリティの高さがお気に入りの理由だそうです。もちろんこの受賞コンサートでもワイルドさんがショパン作品を2曲のほか、最優秀器楽賞候補だった二人のピアニストがワイルドさん編曲によるフォーレとラフマニノフの作品をSKEXで演奏されました。

2005年11月29日 カーネギーホールで終演後も終わらないスタンディングオベーション、この直後友人らが舞台に乱入しハッピーバースデーを弾き始め聴衆と共に大合唱というアメリカらしいサプライズが。

2005年の90歳誕生日記念コンサートツアー中にはNYのカーネギーホール大ホールでもSKEXの音色が響き渡りました。これまで40枚以上のアルバムがリリースされていますが最新の2枚はSKEXを演奏での録音ですのでご紹介します。
・2003年 Earl Wild - AT 88!
 Mozart, Beethoven, Balakirev, Chopin
・2005年 Earl Wild Living History
 Bach, Schumann, Scriabin, Franck
いづれもIVORY CLASSICSレーベルよりリリース www.ivoryclassics.com/ で試聴も可能です。
このレーベルからはSKEX演奏録音CDが計6枚発売されています。

 ワイルドさんと記念撮影

ワイルドさんのすごい経歴はホームページ www.earlwild.com/ で日本語でも紹介されてます。

フーヴァーから6代続けて大統領から招聘されて演奏、ジョンF.ケネディ大統領就任記念式典で演奏、1939年米国で初めてピアノリサイタルをテレビ中継放送、等々
晩年をアメリカで過ごしたラフマニノフとは親交あって、いっしょにピアノを弾いたそうです。
どんな人だったか尋ねたら「ラフマニノフは大っきな手をしてたよ」と話されるのを聞いてまさしくLiving History と感動しました。いつまでもお元気でご活躍ください。

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