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●ロシアン・ピアノスクール in 東京 2016 Russian Piano School in Tokyo
パーヴェル・ネルセシヤン教授コンサート開催レポート
2016年8月12日(金)19:00開演 
会場:カワイ表参道 〈東京メトロ表参道駅A1出口徒歩1分〉
主催/カワイ音楽振興会

  

 今年も『ロシアン・ピアノスクール』のため来日したパーヴェル・ネルセシヤン教授。演奏のみならず、興味深い“例え”によるアドバイスが人気の先生です。そのネルセシヤン教授による模範演奏が、2日目に行われました。

 「まずはプログラムにない曲で始めたいと思います」と、ネルセシヤン教授。中村紘子さんの訃報を日本に向けて出発しようとした際に知ったと言い、思い出を語りました。

 「私の師であるドレンスキー先生は、彼女が18歳のときからの友人です。ふたりは長年にわたり友好を深め、私はドレンスキー先生を通じ、カワイ表参道で彼女と知り合いました。中村さんとの思い出に捧げます」と、ショパンの〈ノクターン第20番〉(遺作)を演奏しました。

 プログラム本編はドビュッシーの《ベルガマスク組曲》、《喜びの島》、ショパンの〈バラード第3番〉、〈マズルカ〉は第10番〜第17番の8曲と、〈ポロネーズ第5番〉。そしてアンコールは、チャイコフスキーの《四季》より〈舟歌〉でした。

 自在に音色をあやつり、空気や香りまでをも変えてしまうような響き。指導の際にも言葉の端々に感じられる発想力と、音に対する美意識が感じられる教授の演奏は、心にしみいるものでした。

(R.K.)

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