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 ホーム(ニュース)根津理恵子のポーランド通信第6回「カワイコンサート2006!」

第6回「カワイコンサート2006!」

 

2回ほどご無沙汰してしまいました。気付けばもう今年も最後の月。一年本当に早すぎます!!

私の2006年、メインの一つは全国4ヶ所のカワイコンサー トヘの出演!記念すべきカワイコンサート・デビューとなった、6月6日 の佐世保。地元千葉県での開催、6月29日の習志野。その2日後7月1日、四日市。季節が変わり、10月24日には福山。

初めて経験する1500名の大ホールでのソロ・リサイタルあり、 4ヶ所全てで異なるプログラム、そして何より「ショパンコンクール・ ファイナリスト」としてお招きいただいていることへのプレッ シャー・・・などなど、不安がばかりが募る日々。そのうえ、「場所柄、あまりたくさんお客様の動員は見込めないかもし れません」と前もって釘を刺されたり(笑)。

ところが、ところが・・・!
各地のスタッフ皆様のおかげで、毎回、驚くほどの熱気に溢れたホール で演奏させて頂けたのです!
佐世保でのデビュー、習志野の1500名、どちらの不安も杞憂に終 わり、四日市では本番2週間前にすでにチケット完売、当日は立 ち見のお客様がいらっしゃるほどで、皆様のお気持ちが大変ありがた く、胸がいっぱいになりました。
実は、前々日(習志野)からの疲れを少し引きずっていて、リハーサル 時にはかなり弱気になっている自分がいたのですが、舞台に出て客席のエネルギーを肌で感じたら、そんなものはどこかへフッ飛んでいき、リ ハーサルからは想像できないほどの開放感で演奏できたのです。
福山では、わざわざ新幹線に乗って、遠方から駆けつけてくださった方 が大勢いらしたり、カーテンコールをいつまでもしてくださったり。
お客様から頂くパワーは計り知れず、「かならずまたここで演奏してく ださいね!」と言って頂けるうれしさは何ものにも代え難いです。

ご用意頂いたピアノも全て本当にすばらしく、ますますSK-EXのトリコになりました。とくに習志野と福山には、昨年ショパンコンクールで弾かせていただい たピアノを運んでいただいたのですが、リハーサルで一音出した瞬間 に、「あー、これだー!」と格別に充実した響きに、うれしくて思わず 笑みがこぼれたほどです!

突然ですが、ここでこぼれ話をひとつ。
4ヶ所のうちの一つでの出来事なんですが・・・
音響も内装も美しいホールで、リハーサルから気持ちよーく快調にとば して・・・あらら、ちょっとがんばりすぎたかな?肩や背中が、イタタ タタ!!!
そばにいた方が見かねて、本番までの間マッサージをしてくださったの ですが、日頃ため込んだコリがひどく、ちょっとやそっとでは効かない 様子・・・とうとうヒジでガシガシもみほぐしていただくことに。。。
気持ちいいマッサージのおかげで本番には元気復活!!でも、ドレスか らのぞく肩や首は赤―く腫れ上がっておりました。さて、これはどこで の出来事でしょう!?(笑)

年末は何かと慌ただしいですが、皆さんお体を大切に、ステキなクリスマスとよいお年を!!来年はどんなステキな出会いが待ち受けているの でしょう!

 

旧王宮前の広場、幻想的です。

 

一般家庭のクリスマスパーティー、ライトはロウソクの光だけ。温かさ が伝わりますでしょうか!?

 

 

次回はこちら

 

  


 掲載元:「あんさんぶる」2006年12月号より転載。(あんさんぶる編集室に転載許可済み)
あんさんぶる編集室(
カワイ音楽教育研究会 機関誌)に無断で転載することを禁止します。

 

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