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中井 正子 ベートーヴェン:ピアノソナタ公開講座 開催レポート
第3回 2021年 10月8日(金)10:30〜12:30 
      ♪ピアノソナタ 第18番 変ホ長調 Op.31-3 全楽章
会場:
カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」 

10月8日(金)中井正子先生による「ベートーヴェン:ピアノソナタ 公開講座 第3回」が開催されました。
前夜に発生した関東の地震の影響で交通機関の乱れる中、会場には熱心な受講者の皆様にお集まり頂きました。

このシリーズでは、ソナタ作品31全曲(第16番、第17番「テンペスト」、第18番)を各回全楽章を取り上げ、
1曲ごとに詳しく掘り下げた解説がなされています。最終回は、試験やコンクールでも演奏される機会のとても多い
第18番がテーマとなりました。

今回も第1楽章の曲の構成のご説明からスタート。
構成や調性の移り変わりを確認したところで、実際に演奏する際の
弾き方のポイントやペダリング、ペダルの深さまで非常に参考になる
お話ばかりでメモは欠かせません。

このように演奏するためにはどのような練習をしたら良いか、
その練習方法までご紹介頂きました。
手元も足元もスクリーンで確認することが出来、理解が深まります。

ベートーヴェンは、シリアスなイメージが大きいですが、この曲のように
喜劇的に書かれている箇所もあったり、ベートーヴェンのユーモアを垣間見る
事が出来るのはとても面白いと思いますと中井先生。

仰るように聞いてみると、終楽章の最後は確かに喜劇の幕が下りるかのよう…。

作品を通して作曲家の人物像まで見る事が出来、貴重なお話を沢山お聞きできました。

中井先生のベートーヴェン:ピアノソナタ講座シリーズは、今回で最終回となりますが、
次回のシリーズも乞うご期待ください!

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