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ピアニスト 松本和将のロシア名曲選
〜 松本 和将 ピアノリサイタル 〜 開催レポート
〜レクチャー&コンサート Vol.3 スクリャービン〜
2021年7月16日(金)18:00開場 18:30開演
会場:カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

7月16日(金)ロシア名曲選 Vol.3 スクリャービン 〜 松本 和将 ピアノリサイタル 〜が開催されました。
このシリーズは、事前に2回のレクチャーで取り上げた曲目を実際のコンサートでもお楽しみ頂けるのが醍醐味となっています。
オール・スクリャービン・プログラムという異色の演奏会に、スクリャービン・ファンの方に留まらず、会場には多くのお客様がご来場されました。

冒頭のトーク「今回は、年代を追ってスクリャービンの作品の変遷をお楽しみ頂けるようにプログラムを組みました。」

スクリャービンが14歳の時に作曲した「3つの小品 練習曲Op.2-1」から始まり、「左手の手のための2つの小品 Op.9」へ。
抒情的で悲哀を感じる何とも絶妙な美しさで一瞬にしてその世界観に引き込まれました。

続く、「12のエチュード Op.8」より、「ピアノソナタ 第2番 Op.19」で初期の作品との変化が少しずつ感じ取れ、
美しい余韻に浸りながら前半が終わりました。

休憩を挟んで後半は、「ピアノソナタ 第3番 Op.23」からのスタート。楽章ごとの緩急にゆられながら激しいクライマックスに息を呑みました。

続く、「ピアノソナタ 第5番 Op.53」。この辺りから少しずつ作品の様子が変わっていきます。
神秘主義とは言葉で語られても理解しにくいものですが、こういう事なのかもしれない…宇宙を感じた演奏でした。

この日の最後の曲となった、「ピアノソナタ 第9番『黒ミサ』Op.68」。
この表情をご覧ください。本当に悪魔が憑依しているかのような終始鳥肌の止まらない圧巻の演奏でした。
ブラボー!!

最後に盛大な拍手に応えて、「黒ミサで終わりはさすがに後味が悪いので…」と
アンコールには、「ラフマニノフ:ヴォカリーズ」を。

松本和将氏のスクリャービンの世界を大いに堪能した大満足のコンサートでした!

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