トップページ

コンサート情報

トピックス

概要

KMFミュージックフレンズ

CDメディア

リンク

 ホーム(ニュース) > 公開講座シリーズ > 田崎悦子 大人のためのピアノワークショップ > 開催レポート

ピアニスト 田崎悦子 大人のためのピアノワークショップ 開催レポート
Joy of Music 40+ Vol.13
☆ピティナ提携セミナー 
〜 人前で演奏する事をふまえた40 才以上の方への公開レッスン 〜
第2回 2019年4月26日(金)AM.10:30 〜 PM.12:30 (開場 10:00)  
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」

  

 世界的ピアニストとして国内外でご活躍の田崎悦子先生による『大人のためのピアノワークショップ Joy of Music 40+』。今回はVol.13の第2回となります。

 最初の受講生は横尾尚子さん。曲目は、ショパンのスケルツォ第4番ホ長調Op.54です。

 前回のレッスンを踏まえ、今回は流れを意識して練習したとの横尾さんに、「前回より確かに音楽の流れがわかるようになった」と田崎先生。そして、冒頭しばらくして出てくる連続する和音の手の動かし方は、横へと意識するように、そして響かせ方、といった細かいアドバイスも送られました。「指にきちんと脳から指令を出してやること。意識して動かすようにすることが大事」とも。音量と音の形をしっかり意識してコントロールすること、そして音に喋らせること、といったアドバイスで、横尾さんの音がはっきり伸びてきました。

 続いての受講生は岸川薫さん。曲目はヤナーチェクの『霧の中で』より第1曲アンダンテと、リストのペトラルカのソネット第123番です。

 前回のレッスンでの「フレーズを大きく捉えるように」というアドバイスによって「フレーズ感があふれるようになった」岸川さんの演奏。その上で、田崎先生は「歌」を引き出すことにも言及されました。特にリストのこの作品は「歌」そのもの。演奏中の呼吸の仕方も重要になります。また、ヤナーチェクでは、テンポがゆっくりな時には音量を意識して出すこと、左右のバランスをよく聴くことをアドバイスされました。

 最後の受講生は足立徳子さん。曲目はモーツァルトのピアノソナタイ短調Kv310より第1、2楽章です。

 冒頭の指示「Maestoso」を意識して前回よりテンポを落としたという足立さん。そこで改めてマエストーソについて考えてみましょうと田崎先生。テンポのことを考えるのももちろん大事だけれど「この頭の部分は気っ風の良さが欲しい、どちらかというとフォルテを感じるわね」とのことでした。ドラマを楽譜から読み取り、感じて弾くことが重要となります。そのためには、休符もしっかり生かすことが求められます。そして、体勢が始終前かがみになりがちな足立さんに「ボディーランゲージについても考えてみましょう」とのこと。曲の部分に沿って姿勢をどんなふうに保つかによって、意識も変わり、音も変わってきます。そのことをまさに実感させられました。

 次回Vol.14の第1回は10月4日(金)に、第2回は10月18日(金)に行われます。

 ホーム(ニュース) > 公開講座シリーズ > 田崎悦子 大人のためのピアノワークショップ > 開催レポート