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津田 真理 レクチャー & コンサート 開催レポート
リスト 「愛の夢」「ため息」「森のささやき」「献呈」
「ラ・カンパネラ」「小鳥に説教するアッシジの聖フランシス」
〜解釈と演奏法〜
2017年5月11日(木) 10:30〜12:30
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」

  

 津田真理さんによる今回のレクチャー&コンサート〜解釈と演奏法〜は、リストの作品をテーマに行われました。

 曲目は、「愛の夢」「ため息」「森のささやき」「献呈」「ラ・カンパネラ」「小鳥に説教するアッシジの聖フランシス」「狩り」「ペトラルカのソネット」の8曲。

 それぞれ書かれた年代も特徴も異なる各曲を、リストの状況やその時代背景に触れつつ解説、そして演奏、というスタイルで進められました。時にはテクニックについて、時にはリスト独特の描写について語り、音を紡いでいく様子は、リスト物語を絵巻で見ていくかのよう。リストによるピアノ作品のすばらしさを改めて実感することになりました。

 すべての曲の披露が終わった後は、質問コーナーが設けられ、「お気軽にどうぞ」という津田さんの呼びかけに、数人の方が手を挙げました。

 奏法についての質問、「愛の夢」をアルペジオで弾いてよいのかどうかという逡巡を投げかけられた方には、力強く「メロディーラインが重要で、メロディーが出ていればよいので、アルペジオかどうかは大きな問題ではない。手の大きさは人によって違うので」とのお答え。音楽の本質を大事にしよう、というメッセージが伝えられました。

 他にも、リストを弾く際の適切なピアノについて、ベートーヴェンとリストの作品のことを、等々の鋭い質問が投げかけられましたが、津田さんはユーモアを交えつつ真摯に返答され、会場全体があたたかく盛り上がりました。

(K.A)

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