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フジタ・マスタークラス開催レポート
本場ヨーロッパで絶賛された世界的ピアノ三重奏団
フジタ・ピアノトリオと夢のレッスン・共演を表参道で!
特別賞 英国Maiastra室内楽コース受講への推薦!
5月3日(火)〜 5月5日(木):公開レッスン

5月6日(金):アフタヌーンコンサート・イブニングコンサート

 

 

 

 ヨーロッパを中心にご活躍されている藤田めぐみ先生(ピアノ)、藤田ほのか先生(チェロ)、藤田ありさ先生(ヴァイオリン)の三姉妹で結成されたフジタ・ピアノトリオによるマスタークラス『フジタ・マスタークラス』の最終日に、受講生と先生方による『Festivalコンサート』が開催されました。アフタヌーンコンサートでは、5名の受講生の皆さんが3日間にわたるレッスンの成果をご披露されました。

 はじめに、フジタ・マスタークラス実行委員会の吉田隆代表よりご挨拶をいただき、コンサートは幕を開けました。

 最初に登場されたのは、星野志保子さん(チェロ)で、ありさ先生、めぐみ先生と共にメンデルスゾーン《ピアノ三重奏曲》Op.49より第1楽章を演奏されました。先生方の音色と対話をしながら、旋律を伸びやかな息づかいで情熱的に歌わせ、この曲の魅力を存分に表現されていました。 

 続いて登場されたのは、志田萌々花さん(ヴァイオリン)と野海直子さん(ピアノ)で、ラロ《スペイン交響曲》Op.21より第1楽章を共演されました。鮮やかで華のあるヴァイオリンと、オーケストラのような音色でヴァイオリンの魅力を引き立てていたピアノによる非常に迫力のある演奏を展開されました。

 前半最後は、木村彩乃さんのピアノ独奏によるベートーヴェン《ピアノソナタ第27番ホ短調》Op.90です。後期のソナタの深みのある表現と、各楽章ともにしっかりとした形式感が感じられる知的な演奏が印象的でした。

 休憩を挟み後半は、ほのか先生とめぐみ先生によるラフマニノフ《チェロとピアノのためのソナタト短調》Op.19で始まりました。2つの楽器の音色が絶妙に溶け合った、心安らぐような温もりのある演奏に客席の方々もうっとりと聴き入っておられました。

 次は、木村さんとありさ先生の共演でフランク《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調》より第2楽章と第4楽章です。ピアノの柔軟性があり豊かな音色とヴァイオリンの艶やかな音色の掛け合いが美しく、非常に白熱した演奏を聴かせてくださいました。

 最後に登場されたのは、大原喜代美さん(チェロ)です。メンデルスゾーン《ピアノ三重奏曲》Op.49より第1楽章を先生方と共演されました。安定感のある低音でヴァイオリンとピアノを支えつつ、きめ細やかな表現が光る丁寧な演奏を繰り広げられました。

 先生方からの「楽譜の中にねむる音楽があなたの手で、ほとばしる感動の生命へ!」というメッセージを胸に頑張ってこられた受講生の皆さん。それぞれの音楽に対する強い愛情と真摯な姿勢が伝わってきた大変素晴らしいコンサートでした。

(K.S)

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