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カワイコンサート NO.2332
亀井聖矢 ピアノリサイタル 開催レポート
〜ロン=ティボー国際音楽コンクール 第1位&聴衆賞&評論家賞 受賞!〜
《栃木公演》
2023年6月9日(金)18:30開演(18:00開場)
会場:宇都宮市文化会館 小ホール
2023年6月9日(金)栃木県宇都宮市 宇都宮文化会館小ホールにて
カワイコンサート No.2332 亀井 聖矢 ピアノ・リサイタルが開催されました。亀井聖矢さんは、2022年ロン=ティボー国際音楽コンクール第1位を受賞。併せて「聴衆賞」「評論家賞」の2つの特別賞を受賞されました。6月3日・4日にはTV出演され今もっとも勢いのあるピアニストとして注目されております。
お客様も各地からお越しになり、コンサートを楽しみにされていらっしゃるお客様の熱気溢れる中の開場となりました 。
演奏曲目は、「ショパン」「ラヴェル」「ストラヴィンスキー」と様々な作曲家の名曲ぞろいでした。
圧倒的な存在感で舞台に鎮座をするシゲルカワイSK-EX。満席のお客様の期待が高まる静寂の中、颯爽と登場をされ、観客の拍手に満面の笑みを浮かべながら、1曲目ショパン作曲 「マズルカOp.59」 を、巧みな技巧で演奏をされました。
キャラクターの違うマズルカ3曲の世界観に観客は一気に吸い込まれていきます 。2曲目はショパン作曲 「幻想曲Op.49」 では 、多彩な楽想を細かい変化で歌い上げ 、最後は 、 コーダを華やかな音色で演奏をされて会場を魅了致しました 。
3曲目、ショパン作曲 「アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22」 へ。
アンダンテ・スピアナートでは 、 キラキラした極上の音色で観客を引きつけます。
シゲルカワイの持つ弱音の繊細な世界観を存分に味わった後 、 華麗な大ポロネーズでは 、独特のリズムに乗せ、力強さの中にも気品溢れる華やかな曲想を表情豊かに前半を終えました 。休憩を挟み後半は、ラヴェル作曲「ラ・ヴァルス」の演奏で始まりました 。前半のショパンとはまた違った音色ドラマチックな曲想を華やかなを響きは聴衆を包みました。
続いてはラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」。静寂の中で始まるメロディーは、
会場の雰囲気をがらりと変えて、 オーケストラを聴いているかのような立体感のある演奏に引き込まれました 。
そして ストラヴィンスキー作曲「【ペトルーシュカ】からの3楽章」では 、 若さ溢れる演奏を披露し、第1曲「ロシアの踊り」 では、まるで会場に人形が踊っているような、リズミカルな演奏を披露され、第2曲 「ペトルーシュカの部屋」では、ペトルーシュカの心情を多彩な音色の変化で表現し、第3曲 「謝肉祭の市場」では、SK-EXの和声の力強い音色を響かせました。アンコールでは、亀井さん自らマイクを持ってお話になり、
ご自宅で愛用をされていらっしゃるシゲルカワイについてお話いただきました。アンコールはリスト作曲「ラ・カンパネラ」。
圧巻の超絶技巧と情感たっぷりにメロディーを歌い上げて 、シゲルカワイSK-EXの魅力を余す事なく引き出してスタンディングオベーションが起こるほどの拍手喝采の中終演となりました 。亀井聖矢さんのご活躍がますます楽しみなカワイコンサートになりました。
レポート原案:北関東支店 宇都宮ユニット ピアノ研修担当 濱島有美
文責:北関東支店 宇都宮ユニット ユニット指導講師 長竹悦子
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