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カワイコンサート NO.2312
小林 愛実 ピアノリサイタル 開催レポート
2022年9月24日(土)18:30開演(17:30開場)
会場:石橋文化センター石橋文化ホール(福岡県)

猛暑もようやく過ぎ去り、すがすがしい秋の風を感じるようになってきた9月24日、久留米市の石橋文化センター 石橋ホールに小林愛実さんをお迎えして、カワイコンサートが行われました。

昨年もここ久留米での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により残念ながらキャンセルとなってしまいました。今年、またこうしてお招きする事が出来、会場内も楽しみにしていたお客様の熱気がムンムンでした。

1曲目は J.S.バッハ作曲:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826。
しんと静まり返った厳かな雰囲気の中、美しく重厚な響きのシンフォニアに始まり、各曲多彩な音色、表現が大変素晴らしく、会場中が小林さんの音楽の世界に引き込まれていきました。

2曲目は J.ブラームス作曲:4つの小品 Op.119。
美しく穏やかで哀愁に満ちた旋律の第1曲「間奏曲」から第4曲「狂詩曲」に向かって、高まっていく緊張感…特に狂詩曲ではあの小さな身体のどこからこんなパワーが出てくるのかと思うほどの重厚なハーモニーに終始圧倒されていました。

後半は F.ショパン作曲:スケルツォ第1番〜第4番。
情熱がほとばしる第1番、甘美で流麗な第2番、男性的な力強さの第3番、華やかな第4番、どの曲もため息が出るほど素晴らしく、曲が終わるたびに思わず拍手をしてしまうほどでした。

アンコールは F.ショパン作曲:前奏曲第17番と第4番、ワルツ第5番、ノクターン第20番「遺作」と4曲も演奏してくださいました。うっとりするほど美しく繊細な演奏に、万雷の拍手が鳴り止みませんでした。

小林愛実さんの奏でるShigeru Kawaiの繊細且つ重厚で豊潤な音色に包まれて、とても幸せな時間でした。

九州支店 指導担当 工藤 江里子

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