迫昭嘉ピアノリサイタル開催レポート

カワイコンサート NO.2308
迫昭嘉ピアノリサイタル開催レポート
2021年10月5日(火）開演18：30　開場18：00
会場：渋谷区文化総合センター大和田さくらホール（東京都）

今緊急事態宣言が数日前に解除され、賑わいを取り戻し始めた渋谷の街を通り過ぎ、久しぶりのコンサートに胸を弾ませながらさくらホールに向かいました。
感染予防対策のため、一席おきの座席利用でゆったりとリラックスして座ることができました。

レスピーギ　リュートのための古い舞曲とアリア　全6曲
リュートの音色のイメージを残しつつ、ピアノの華やかさを持った曲で、シンプルなステージに華やかなピアノの音が響きます。

ドビュッシー　映像　第1集
瑞々しいピアノの音がホールいっぱいに広がり、立体的な音の動きが目に見えるようでした。

休憩をはさみ、後半はショパンの曲。まずは　舟歌　が演奏されました。迷いなく、明るい空の下淀みない水の上を進んでいくような、晴れやかな気持ちになる舟歌でした。
そして、ピアノ・ソナタ第3番。力強さの中に優雅さと華やかさを併せ持った壮大な曲をやはり豊かなピアノの響きで堪能させていただきました。

アンコールは　グラナドス　組曲「ゴイェスカス」恋をするマホたち　より　4.嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす　を演奏してくださいました。

チョコレート色の壁に囲まれたステージと客席に広がる多彩な音色に包まれ、迫先生のピアノ演奏を通し、いろいろな情景に思いを馳せ、豊かなで幸せ時間を過ごすことができました。

城南事務所　内田由美子

（終演後、スタッフ一同で声を出さずにマスクを一瞬外して撮影致しました）