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カワイコンサート NO.2292
迫 昭嘉 ピアノリサイタル 開催レポート
2019年9月22日(日) 開演 14:00 開場 13:30
会場:くまもと森都心ホール(熊本県) 

 9月22日、熊本では初めての開催となる『迫 昭嘉ピアノリサイタル』が行われました。

 会場はJR熊本駅前にある、くまもと森都心プラザホール。台風17号の影響で悪天候の中、開催自体も危ぶまれた今回のコンサートでしたが無事に開催することが出来ました。交通機関が不安定な状況のなか、集まって下さったお客様には心からの感謝を申し上げたいと思います。

 さて今回のプログラムは時代を華やかに彩った4人の作曲家たちの作品で構成されました。

 一人目はグリーグ。自国ノルウェーの作家L.ホルベアに思いを寄せて書かれた『組曲ホルベアの時代から』の全5曲が演奏されると会場はその卓越しテクニックと美しいピアノの音色にうっとり。特にサラバンドとアリアは、3年前の熊本大震災への鎮魂歌のようにも聞こえました。

 二人目はドビュッシー。印象派独特の繊細で鋭い感性がにじみ出る作品『版画』ではピアノの可能性を深く追求した素敵な音が静まり返ったホールに鳴り響いていました。

 休憩を挟んだ後半、三人目の作曲家ショパンのマズルカで幕開けし、ここで迫先生がマイクを持たれてご挨拶されました。その飾らない優しいお人柄にふれて、会場はさらに熱気を増していきます。

 そして最後の四人目の作曲家はリスト。迫先生ご自身が‘天国と地獄が交互にやってくるような作品’と称された傑作『ピアノソナタロ短調』の力強く華やかな演奏に会場のボルテージは最高潮に達しました。

 鳴り止まない拍手に何度もカーテンコールが繰り返され、アンコールにショパンとグラナドスの作品を演奏して下さいました。

 終演後は疲れた様子も見せず、購入されたCD一つ一つに丁寧にサインをし、優しい笑顔で気軽に握手や写真撮影にも応じていただきました。

 カワイのコンサートグランドSK−EXの魅力が遺憾なく発揮された今回のコンサートに会場に集まった沢山のお客様は非常に満足され会場を後にされていました。

*アンコール曲 

(1)F.ショパン作曲 ワルツ 第4番 へ長調 Op.34−3

(2)E.グラナドス作曲 ピアノ曲集『ゴイェスカス』より 〈嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす〉

(3)E.グラナドス作曲 スペイン舞曲集より『アンダルーサ』

 

九州支店 九州南ユニット 熊本ブロック指導講師 加藤純子  

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