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カワイコンサート NO.2281
島田 彩乃 ピアノリサイタル 開催レポート
2018年10月8日(月・祝) 開演14:00 開場13:30
会場:北九州市立響ホール(福岡県)
http://www.hibiki-hall.jp/ 

 10月8日、福岡県北九州市の響ホールにて、国際的に活躍されているピアニストの島田彩乃さんをお迎えしてカワイコンサートが開催されました。

 今回のプログラムは、島田さんご本人がチャレンジとお話しされている「変奏曲特集」となっております。

 美しい音の粒が軽やかに転がるモーツァルトの「きらきらぼし変奏曲」で幕を開け、様々な技巧が盛り込まれた雄大なメンデルスゾーンの「厳格なる変奏曲」、前半ラストは重厚な低音と輝くような高音が響き渡るデュティユーのピアノソナタ「コラールと変奏」、前半の3曲は古典・ロマン・近現代の組み合わせとなっており、モーツァルトからデュティユーまでの160年間の音楽の変化を楽しむことができたプログラムとなっていました。

 休憩を挟んで後半は、様々な情景を描くように音が豊かに変化していくシューマンの「アベッグ変奏曲Op.1」、夢を見るようなロマンティックな情感が溢れるシューベルトの「即興曲第3番」、プログラムのラストは、ダイナミックで磨きぬかれた音色が美しいブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲Op.35-2」、様々な作曲家を歌いあげる技量と色彩溢れる後半となりました。

 鳴り止まない拍手の中、アンコールは3曲演奏して頂きました。ブラームスの「間奏曲第2番」、ドビュッシーの「アナカプリの丘」、「亜麻色の髪の乙女」、特に1曲目に演奏したブラームスは、島田さんの奏でる美しい音色が響ホール全体を包み込み、それまでの興奮と胸の高なりが心地良くおさまっていくようでした。

 終演後は多くのお客様がCDを購入されサインを頂いており、真近で見る島田さんの美しさと丁寧な対応に魅了されていました。

 今回九州では初のソロリサイタルということでしたが、また九州でコンサートがありましたら、ぜひ聴きに行かせて頂きたいと思います。

 島田彩乃さんの今後のご活躍をお祈りしております。

カワイ音楽教室 北九州事務所 永添 未亜

 

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