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カワイコンサート NO.2249
青柳 晋 ピアノリサイタル 開催レポート
2016年9月9日(金) 開場18時00分 開演18時30分
会場:前橋テルサホール(群馬県)

  

 まだまだ残暑の中、でも夕方の少し涼しくなってきた頃前橋テルサホールに開演前から青柳晋先生の演奏を楽しみに待っている方々が入り口に並び始めました。

 この日のプログラムは、リスト・ラヴェル・ムソグルスキー。本人曰く、3人の作曲家によるピアノの魅力を余すところなく伝える数々の名作をお届けします。という言葉通り、SK-EXのすばらしい音の響きをホールいっぱいたくさんのお客様の心に残されたことと思います。

 リストの超絶技巧練習曲より夕べの調べに始まり、巡礼の年第2補遺「ヴェネツィアとナポリ」、巡礼の年第3年よりエステ壮の噴水と続き、テクニックを見せつけるということではなく、自由で心の向くまま音にしているという印象を強く感じ、ラ・カンパネラでは様々な鐘の音を美しいきれいな高音、そして重厚に鳴らして休憩へ。ラヴェル亡き王女のためのパヴァーヌで後半が開け、優しい甘い香りも感じさせ、ムソグルスキーの組曲「展覧会の絵」をご本人もおっしゃっていたように、オーケストラより多様な音色が豊かに再現されるようでした。そして、ご本人も自ら本当に音楽を、ピアノの音一粒一粒を大事に楽しんで鳴らして演奏されていて、いろいろな絵・色彩が目の前に浮かんでくるようでした。

 上質な音楽、ピアノの音を聞かせていただきあっという間の1時間半でした。

 アンコールは3曲弾いてくださり、ご本人もとても満足していらっしゃる様子でした。

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