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カワイコンサート NO.2241
三浦謙司 ピアノリサイタル 開催レポート
2016年5月20日(金) 開場18時30分 開演19時00分
会場:金沢市アートホール(石川県)

  

 5月20日、金沢市アートホールにて、三浦謙司さんをお迎えしてピアノリサイタルが開催されました。

 三浦さんは第9回浜松国際ピアノコンクールの日本人唯一のセミファイナリストであり、今後の活躍が期待されるピアニストです。

 会場はこの日を心待ちにしていた来場者で一杯になりました。

 期待の中、ショパンのバラード第1番でリサイタルは始まりました。低音が鳴り響き、悲しみを帯びたメロディーが始まると、三浦さんの奏でる美しい音色にどんどん惹き込まれていきました。

 続いてノクターン作品9の3曲が演奏されました。作品9の1のメランコリックな旋律、そして有名なノクターン9の2の甘美なメロディーにうっとりした後、9の3のいきいきとした快活な演奏がとても印象に残りました。

前半最後はバラード4番。哀愁に満ちた旋律ですが、技術的に大変難しい曲です。三浦さんの多彩な音色に包まれて前半が終わりました。

 後半は8曲の小品で構成されていました。

 グリーグに始まり、ドビュッシー、スクリャービン、ラフマニノフ、リストといろんな国の作曲家の演奏が聴くことが出来ました。

 ラフマニノフの「リラの花」のきらきらとした感じや、ドビュッシーの「夢」の優しく夢見心地な感じ、その一方でリストの超絶技巧練習曲第10番の技巧的で激しい感じなど、様々な表現を実に見事に弾き分けていました。

 あっという間にプログラムが終わり、拍手が鳴りやまない中、三浦さんが会場に向けてお話をして下さいました。

 〜熊本地震で平成音楽大学が破壊され、音楽が出来なくなっています。感情を表せないことはつらいことです〜

 熊本地震で被害を受けた人へ、三浦さんのアレンジで虹のかなたにが演奏されてリサイタルが終了しました。

 素晴らしい時間をありがとうございました。        

                    石川事務所  福池 和江

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