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カワイコンサート NO.2226
片田愛理ピアノリサイタル 開催レポート
第5回仙台国際音楽コンクールの感動を再び
2015年5月29日(金) 開場18時30分 開演19時00分
会場:アクトシティ浜松 中ホール(静岡県)『会場アクセス

 

 

 5月29日、アクトシティ浜松中ホールにて、片田愛理さんをお迎えしてカワイコンサートが開催されました。5年前にショパン国際コンクールに日本人最年少で参加された片田さん。今回はオール・ショパンのプログラムで開催前から大変関心が高く、多くの人が会場に足を運んでくださいました。

♪演奏プログラム♪
F.ショパン / 4つのマズルカ 作品17
       ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 作品44
       前奏曲 嬰ハ短調 作品45
       ワルツ 第5番 変イ長調 作品42
       24の前奏曲 作品28

 前半のプログラム、まずは4つのマズルカから。安定したテクニックと独特のリズムの中で、変化を持たせた多彩な音色が印象的でした。「ポロネーズ」は、若さあふれる情熱が身体全体を使って表現され、「前奏曲」と「ワルツ」では、端正ながらしっとりとした音色とのびやかで生き生きとしたリズミカルな演奏が、会場を包み込みました。

 後半の「24の前奏曲」は、片田さんのみずみずしい音色と音楽的魅力がグッと凝縮された演奏だったと思います。24曲が統一されたコンセプトのもとに弾かれ、個々の作品の性格を見事に描きわけていました。曲が進むにつれて集中力が増していき、私たちも片田さんの世界に惹きつけられました。

 アンコールでは、「舟歌 作品60」を演奏してくださいました。心地よいリズムの揺れときらびやかな音色に、客席からは盛大な拍手が送られました。

 片田さんの演奏からは、確かな技術の上に一つ一つの音に対するひたむきな姿勢が見え、日々の研究と研鑚がうかがえました。現在東京音楽大学大学院1年に在学中の片田さん。これからの年月によって、きっと日本を代表するような素晴らしいピアニストになっていかれることと思います。今後の片田さんの活躍がとても楽しみになったコンサートでした。

浜松事務所 鈴木成美

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