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カワイコンサート NO.2211
片田愛理ピアノリサイタル 開催レポート
2014年6月30日(月) 開場18時30分 開演19時00分
会場:仙台市イズミティー21小ホール(宮城)

  

 今回仙台で行われたカワイコンサートの演奏者は、東京音楽大学4年在学中の若きピアニスト、片田愛理さんでした。片田さんは、昨年行われた仙台国際音楽コンクールピアノ部門で、第5位に入賞されました。そのため再び仙台で片田さんの演奏を聴けることを楽しみにしてきた方も多かったのではないでしょうか。

 1曲目は、ハイドン作曲《ピアノ・ソナタ 変イ長調 Hob.ィ、-43》でした。弾きはじめた瞬間に片田さんの表情がぱっと笑顔になり、この作品が喜びに満ち溢れたように生き生きとしたものになりました。次に曲順が変わって演奏されたのが、ショパン作曲《舟歌 作品60》です。心地よい音楽の揺れと、音のきらめきを感じさせ、広い水面にゴンドラが揺られている情景が広がるようでした。続いて、ラヴェル作曲「鏡」より《悲しい鳥たち》、《道化師の朝の歌》の演奏でした。《悲しい鳥たち》は暗い森の中をさまようような、奥行きを感じさせる音色で、ラヴェルの音楽の世界へと引き込まれました。《道化師の朝の歌》は、リズミカルな音楽のおもしろさと、様々な音の表情を楽しむことができました。

 後半の曲目は、ショパン作曲《24の前奏曲 作品28》でした。情感たっぷりに歌うメロディや、切迫した表情、重々しく荘厳な響き、エネルギッシュな情熱など、1曲1曲のキャラクターを引き出し、それぞれがあざやかな変化をもって表現されていました。

 アンコールの際には、昨年のコンクールで感じたことを振り返ってお話しくださいました。その時に感じた「仙台という地で、日本にいながら日本の素晴らしさを感じることができた」との思いから、三宅榛名作曲《赤とんぼ変奏曲》を演奏してくださいました。冒頭の赤とんぼのメロディが心に染みる美しい音色で、目頭が熱くなった方もいらしたのではないでしょうか。深い感動に心が温かくなり、来場していた方々も笑顔で会場を後にしていました。片田さんの今後の活躍が楽しみです。

 仙台事務所講師 阿部千春

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