トップページ

コンサート情報

トピックス

概要

KMFミュージックフレンズ

CDメディア

リンク

 ホーム(ニュース) > カワイコンサート > カワイコンサート2013 > 岡田 奏 ピアノリサイタル

カワイコンサート NO.2194
岡田 奏 ピアノリサイタル
2013年7月26日(金) 18:30開演
会場:函館市芸術ホール(北海道)

全席自由 一般券 2,000円(当日2,500円)親子券 3,000円(当日3,500円)
学生・会員券 1,500円(当日2,000円)

 好評のうち終了いたしました。
 開催レポートはこちらから

PROGRAM

ジャン=フィリップ・ラモー/ソローニュのひなどり
セルゲイ・ラフマニノフ/コレルリの主題による変奏曲 作品42
アンリ・デュティユー/ピアノソナタより第3楽章 コラールと変奏曲
ロベルト・シューマン/子供の情景 作品15
フランツ・リスト/ダンテを読んでーソナタ風幻想曲

PROFILE

岡田 奏(ピアノ) おかだ●かな

1991年3月函館市生まれ。パリ在住。
パリ国立高等音楽院ピアノ科修士課程2013年6月修了予定(フランク・ブラレイ教授クラス)。
パリ国立高等音楽院ピアノ科審査員全員一致最優秀卒業&室内楽科最優秀卒業。
文化庁新進芸術家海外留学制度研修員。 現在、「財団法人 ローム ミュージック ファンデーション」奨学生。
函館市立鍛神小学校、函館市立本通中学校を卒業。 ピアノを加茂和子、山下美奈子、岡田里美、岡田照幸、遠藤道子、遠藤郁子、植田克己、上田晴子、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ、ステファン・ヴォイタス、エリジビエタ・ステファンスカ、ジョルジュ・ブルーデルマッハー(プリューデル マシェール)、クレール・デゼール、フランソワ=フレデリック・ギー、テオドル・パラスキェベスコ、 ケヴィン・ケナー、セルジオ・ペルティカローリの諸氏に、又室内楽をイタマール・ゴラン、フランソワ・サルク、ダリア・オボラ、ブルーノ・パスキエの諸氏に師事する。
ラニ―ピアノコンクール審査員全員一致、最年少第1位優勝(2008年 フランス)。 モンマルトル観光協会主催日仏交流150周年記念リサイタルでフランスデビュー(2008年 パリ サン・ピエール・モンマルトル教会)。その後、フランス各地で連続リサイタル。
「第22回エピナル国際ピアノコンクール(22eme Concours International de Piano d'Epinal)」最年少第3位入賞 (2009年 フランス)。
「第16回ショパン国際ピアノコンクール」ディプロマ(2010年 ポーランド、ワルシャワ)。
国際フォーラム「21世紀芸術と教育コンクール」グランプリ受賞(2011年 ポルトガル、マデイラ)。
「サリエリ=ジネッティ国際室内楽コンクール」ファイナリスト(2011年 イタリア、ヴェローナ)。
「第12回Piano Campus国際コンクール」でポントワーズ市長賞を得て優勝。並びにオーケストラ賞、インターネットウェブサイト「Jejouedupiano」賞を受賞(2013年 フランス)。
主 なコンサートは、パリ・ショパン協会主催「パリ・ショパン・フェスティバル」(2010年 バガテル公園)、 NHK-FM「名曲リサイタル」(2010年 東京)、「カワイコンサートNo.2148 岡田奏ピアノリサイタル」(2010年 青森市)、「jeunes talents」主催リサイタル(2011年 パリ)等、多数。 フランス・パリでは定期的にソロ、室内楽の演奏会を行なっている。

[岡田 奏さんよりメッセージ]

ピアノとの出会い

 両親が音楽家ということもあり、家にはいつも多様なジャンルの音楽が流れ、父が弾くピアノをよく聴いていたといいます。2歳の頃父の真似をしてピアノで遊ぶようになり、3歳から習い始めました。それから9歳まで習うことになる加茂和子先生は私に、音楽の楽しさや「イメージをとにかくはっきり持つこと」を叩き込んで下さいました。小学校の高学年になるまでは譜読みなど、母が根気よく、優しく見守ってくれながら練習していました。でも「練習」が好きだったとか嫌いだったとかいう記憶はあまりありません。「弾く」ということは「食べる」ことや「寝る」ことと同じく自然なことで、毎日の習慣になっていたのでしょう。

今回のプログラムについて

 今回のプログラムでは、前半と後半で一つずつのテーマがあります。まず前半は300年前のフランス人作曲家ラモーで始まり、現在97歳のフランス人作曲家デュティーユのソナタより「コラールと変奏曲」で締めくくります。ここでは少しではありますが、フランス音楽の昔のものと近代のものを両方皆様に聴いていただいて、少しでもフランスの空気を持って帰れたらと思っております。2曲の間にあるラフマニノフの「コレルリの主題による変奏曲」はラモーと同じ時代に生きた、イタリアの作曲家コレルリの「ラ・フォリア」がもとになっており、フランス・ラモーからイタリア・コレルリの主題、そしてそれがラフマニノフの手によってどう展開していくのかというところに注目して頂きたいと思います。後半は、想像・劇の世界です。シューマンの「子供の情景」は、大人の視点からの子供達・子供達を見て自分の幼かった頃を思い出したりします。皆様にもそれぞれの幼き頃を思い出しながら聴いて頂きたいです。リスト「ダンテを読んで」では、幸せな「子供の情景」とは打って変わって、悪魔・地獄がテーマです。対極にあるこの二つの曲をドラマや劇を見ているかのように、楽しんで頂けたら嬉しいです。

すきなこと

 読書が小さい頃から大好きで、今でも本はいつでもバックの中に入っていて時間があれば読んでいます。最近はフランス語のためにもフランス語の本を読むことにはまっています。天気の良い日に休憩・散歩がてら本を持って公園やセーヌ川のほとりに行くのが大好きです。心を落ち着けたい時や静かに考えに浸りたいときは美術館へ行きます。プールで泳ぐことも大好きです。最近は少しご無沙汰してしまっていますが、ピアノを弾くからだにもとっても良いしリラックスできます。あとは練習後に友達とご飯へ行ったりすることも息抜きです。うまく息抜きをして、音楽に入り込む。こんな幸せなことはありません。

憧れのパリへ〜現在

 中学を卒業後、15歳で単身渡仏しました。なぜフランスだったのかといいますと、9歳のときに初めてフランスの地に降り立った瞬間から、その空気、言葉、街や人のもつ雰囲気、音楽に魅了されてしまったからです。将来はパリで勉強したいと強く願っていました。その夢が叶って7年間パリに住んでいる訳ですが、今でもオペラ座やセーヌ川のむこうに見えるエッフェル塔をみたり、この地にドビュッシーやラヴェルやショパンがいたのだと感じると、本当に素晴らしい経験だと身震いします。

 音楽は正直で、その人の素顔をさらけ出します。人間性あっての音楽です。辛いこともきらきら輝くことも、色々なことを経験して人として日々成長していけるよう、過ごしていきたいと毎日思っています。7月に会場で皆様にお会いできるのを今から楽しみにしています。

 

 ホーム(ニュース) > カワイコンサート > カワイコンサート2013 > 岡田 奏 ピアノリサイタル