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カワイコンサート NO.2191
関本昌平ピアノリサイタル 開催レポート
2013年6月5日(水) 19:00開演
会場:新潟テルサ ホール(新潟県)

  

 初夏を思わすような爽やかな天候に恵まれた6月5日、新潟テルサホールで関本昌平さんのピアノリサイタルが行われました。

 開演後、さっそうとステージに関本さんが現れ、ショパンの舟歌からからコンサートは始まりました。最初の一音が響いた瞬間から会場の空気が変わり、穏やかでゆったりとした音楽の流れと音色の豊かさに引き込まれていきました。2曲目のブラームスでは、関本さんご自身がブラームス作品について丁寧にお話ししてくださり、より作品を興味深く聴くことができました。細やかで微妙な感情表現を見事に表現し、まるで物語性のある、絵画を見ているようでした。前半最後はショパンの「英雄ポロネーズ」です。ピアノのダイナミックな表現と熱気溢れる演奏に会場の空気も熱くなりました。

 休憩中の客席やロビーでは後半の演奏を待ちきれないお客様の興奮した様子が伺えました。

 後半はバッハ作品からの幕開けです。

 改めてバロック音楽の美しさ、ポリフォニーのもつ美しさを感じさせてくれる演奏でした。

 最後はベートーヴェンのソナタ第28番です。関本さんのお話からも、演奏からも、思い入れの強さが伝わってきました。繊細な表現、ベートーヴェン作品らしい情熱、音楽の立体感など、ベートーヴェンのシンフォニーを聴いているような深みのある演奏でした。

 アンコールのプロコフィエフのソナタ第7番第3楽章では、7/8拍子の軽快なリズムに乗り、エネルギッシュな、そしてパワフルな演奏に会場も大変盛り上がり、拍手が鳴り止まない程でした。サイン会では疲れも見せず笑顔で一人一人に声をかけてくださり、関本さんのお人柄を感じました。ピアノ音楽の素晴らしさ、ピアノの可能性を改めて感じさせられる素晴らしいコンサートでした。

新潟事務所Pコースリーダー 横山江涼子

  

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