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カワイコンサート NO.2179
関本昌平 ピアノリサイタル 開催レポート
2012年8月25日(土) 14:00 開演
会場:岡崎市シビックセンターコンサートホール「コロネット」(愛知県)

  

 8月25日(土)愛知県は岡崎市「岡崎市シビックセンター コンサートホール コロネット」にて関本昌平さんを迎えカワイコンサートが行われました。この日は真夏の太陽が照りつける大変暑い日となりました。

 前半のプログラムはベートーヴェンとブラームス。まずはベートーヴェンの月光ソナタ。まだ外の暑さが感じられる会場にピアノの音が響き始めた瞬間、その美しさに聴衆は息を呑んで演奏に集中し静寂に包まれました。演奏は落ち着いたテンポと流れで、全体に音の美しさを重視したような内容でした。

 ブラームスは4つの小品。発売されたばかりのCDもブラームスの作品集であることもあり、自信に満ちた音楽つくり・音の美しさ・深い音楽性でとても心地よく聴き入ることができました。これらドイツ音楽の演奏を通して、若きピアニストが巨匠への階段を確実に登っている様子を感じ取れました。

 後半最初のプログラムはショパンコンクール入賞の経歴もあり、期待の英雄ポロネーズ。前半とは変わって力強く全体に早目の音楽運び。そして随所に見られたテンポの揺らぎや強弱の工夫など、その演奏・音楽の持つエネルギーにどんどん引き込まれて行きました。

 その興奮を抑えるためか次のドビュッシー「2つのアラベスク」・ブラームス「間奏曲」では、落ち着いたテンポと深い音楽作りでじっくりとピアノ音楽を堪能することができました。

 最後はショパンのスケルツォ第2番。落ち着いたテンポ・大きな音楽作り・随所に見られる情熱的な表現は聴衆をショパンの世界、関本昌平の世界の虜になったようです。

 アンコールは子犬のワルツやブラームスの間奏曲など4曲を演奏していただきました。子犬のワルツの軽やかで見事な演奏は聴きに来た子どもたちも目を輝かせました。

 終演後もCDへのサインやファンの方々との写真撮影など気さくに応じていただき、演奏の魅力に加えその人柄ゆえ人気があることを大いに感じました。気候も演奏会もとても熱い内容となり聴きにこられた方々は大変満足し、新たに関本昌平さんがファンを獲得したと思われる演奏会でした。

中部音教支部 林一成

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