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カワイコンサート NO.2176
関本昌平 ピアノリサイタル 開催レポート
2012年6月8日(金) 18:30 開演
会場:京葉銀行文化プラザ 音楽ホール(千葉県)

 

 

 6月8日(金)千葉、京葉銀行文化プラザ 音楽ホールで行われた「関本昌平ピアノリサイタル」について、カワイ音楽教室に通う生徒さんのご主人様で、ご夫婦で音楽好きでいらっしゃる中山武広様からご感想をお寄せ頂きました。

 ---今回の関本昌平ピアノリサイタルでは、ブラームスの小品や間奏曲が演奏されるということで、普段からなじみがあり、演奏会で聴く機会も比較的多いショパン、ベートーヴェン、ドビュッシーの有名曲と合わせ、早くからとても楽しみにしていました。

 期待して会場を訪れたリサイタル当日は、思っていた通り、静かな深い感慨と胸が躍るような感動の両方を味わうことができ、大変印象に残る演奏会となりました。

 ブラームスについては、有名な「交響曲第1番」や室内楽曲から、またよく目にする肖像画の印象から「重厚でスケールの大きい楽曲を作曲した大作曲家」との印象を強く持っていました。しかし今回、静かに瞑想するような穏やかな印象の作品を聴いて、より身近に感じられたのが私にとって新たな発見でした。

 よく、ピアニストが「曲と向き合う」あるいは「作曲家と向き合う」という言葉を聞くことがありますが、関本さんが深く集中して演奏される姿を見て「こういうことなのか」と、感慨を持って聴きました。

 また、ショパン、ドビュッシー、ベートーヴェンは、私たち夫婦がクラシックの演奏会に行くようになった最初の頃から、有名なピアノ小品、ソナタ、協奏曲などを中心に、聴く機会が普段から多い作曲家でした。その中でも特にお気に入りの作品、ショパン「スケルツォ第2番」や「英雄ポロネーズ」の力強く美しい演奏、また、ドビュッシー「アラベスク」では、ホールの隅々まで繊細で澄んだ音色が響き渡るような美しい演奏を聴くことが出来ました。

 週末のひととき、日常とは別世界のとても楽しい時間を過ごせました。素晴らしいリサイタルを有難うございました。

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