松本和将ピアノリサイタル開催レポート

カワイコンサート NO.2170
松本和将ピアノリサイタル開催レポート
2011年10月13日(木) 19：00開演（18：30開場）
主催：カワイ音楽振興会
会場：高松テルサホール（香川県）

　その日は朝から小雨模様でしたが、ステージ準備が整う昼過ぎには雨も上がってまいりました。そんな中、松本和将さんが颯爽とホールにお越しになり、ステージ上のSK-EXをチラリとご覧になり、大変楽しみにされているようでした。　　　　　　　

　入念なリハーサルの後、さあいよいよ開演です。
リストの「愛の夢」で優しく幕を開け、ショパンのエチュード・バラード・ノクターンと次から次へと繊細で美しい音色が響き、誰もがうっとりと気持ちのいい時間が過ぎました。
第１部の最後は「幻想ポロネーズ」　ショパンの苦悩や心の中が見えたようでした。
第2部はリスト「ソナタロ短調」　30分にわたる演奏でしたが、すばらしい。まさにリストらしい劇的で革新的な演奏でした。
SK-EXと松本和将さんが一体となり、リストの音楽を会場いっぱい伝えていただきました。
そして充分に満たされたすばらしい演奏に心からの大きな拍手で包まれました。
アンコールのシューマン「トロイメライ」とモーツァルト「トルコ行進曲」で本日のコンサートの幕を閉じました。

　終演後のロビーはCDを購入されるお客様が、松本和将さんと握手をしたりお話しをされたりと大変な賑わいでした。
小学生の男の子がトルコ行進曲を口ずさみながら帰っていったのがとても印象的でした。
本日お越しいただいた皆様にとって、とても素敵なコンサートになったことは間違いありません。
松本和将さん、本日はどうもありがとうございました。

カワイ音楽教室　香川事務所　　楠　栄子