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カワイコンサート NO.2155
河村尚子 ピアノリサイタル 開催レポート
2011年4月29日(金・祝) 18:00開演(17:30開場)
主催:カワイ音楽振興会
会場:アクトシティ浜松 中ホール(静岡県)

 

 4月29日、アクトシティ浜松中ホールにて、ドイツを拠点に活躍する河村尚子さんをお迎えしてピアノ・リサイタルが開催されました。会場は、この日を心待ちにしていた来場者で2階席までいっぱいとなりました。

♪ 演奏プログラム ♪
シューマン=リスト  献呈
ワーグナー=リスト  イゾルテの愛の死
シューベルト=リスト  糸を紡ぐグレートヒェン
            「美しい水車小屋の娘」より 水車屋と小川
リスト  愛の夢 第3番
    「巡礼の年 第2年 イタリア」より ダンテを読んで
ショパン 3つのマズルカ 作品59
     ソナタ 第3番 ロ短調 作品58

 今回のコンサートでは、同じ時代を生きながらも異なる表現の世界を持つ、リストとショパンの作品を楽しませていただきました。

 前半は、今年生誕200年であるリストのプログラムです。曲が始まるとあっという間に河村さんの世界に引き込まれました。歌曲の編曲ものと「愛の夢」は、リスト的な技巧にあふれているとはいえ、それぞれの作曲家と作品の性格を鮮やかに描き分けており、あくまで歌を重視した表現によって見事に歌い上げていました。

「ダンテを読んで」では卓越したテクニックもさることながら、曲をクライマックスへ追い込む呼吸、劇的な迫力に圧倒されました。

 休憩をはさみ、後半はショパン。マズルカでは、独特なリズムの中に河村さんの明確な主張が感じられ、ソナタにおいては、骨太な低音の響きの上に絶妙なバランスで和音を組み立て、まるで交響詩を聴いているようなスケールの大きさで、私たちを魅了しました。

 アンコールでは盛大な拍手に応え、3曲を演奏してくださいました。声部を対話のように語らせ、流れるような和声の美しさを持ったバッハは、心から感嘆させられました。

 河村さんの演奏からは一つ一つの楽曲を丁寧に構築していることが非常に感じられます。精巧に作り上げられたうえでの大胆かつ繊細な音色。日々の研究と研鑽の賜物なのであろうと思うと、河村さんのお人柄さえ垣間見える気がしました。

 約2時間の演奏会、素晴らしく楽しい時間でした。河村さんの今後の活躍が楽しみです。

浜松事務所  鈴木 成美

♪ アンコール曲 ♪ 
J.S.バッハ=ペトリ  「羊たちは安らかに草を食み」BWV.208−9
J.S.バッハ  平均律第2巻より へ長調BWV.880 前奏曲
シューマン=リスト  献呈

 

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