熊本マリピアノリサイタル開催レポート

カワイコンサート NO.2141
熊本マリピアノリサイタル開催レポート
2010年5月23日(日) 14：00開演（13：30開場）
主催：カワイ音楽振興会
会場：山形テルサ（山形県）

　5月23日、心配された雨も降らず、心地よい天候の中、いよいよ、山形では4年ぶりとなるカワイコンサートの日を迎えました。聞けば、本日の出演者、熊本マリさんは「晴れ女」なのだとか。良いお天気のせいか、テルサホールには開場前からお客様の長蛇の列。本番への期待が膨らみます。

　1曲目の別れのワルツが始まると、聴衆は熊本マリさんの音楽の世界に引き込まれて行きます。曲の合間には軽快なトークが。わかりやすいお話と、「小犬のワルツ」「雨だれ」などの親しみやすいショパンの名曲に、子供たちもリラックスして聴くことが出来たと思います。

　後半のモンポウは、独特の哀愁のあるメロディーが、熊本さんの華やかな中にも甘さのある、何とも言えない素晴らしい音色で紡がれていき、非常に感動しました。聴衆もうっとりと聴き入っていました。そして、最後の曲「ビバ　ナバラ！」。会場には大きな拍手がおこり、「もっと聴きたい」と拍手が鳴り止みませんでした。熊本さんはそれに応えて3曲ものアンコール曲を演奏して下さいました。聴衆も大満足でした。

　終演後にはロビーでCDにサインを下さり、きっとお疲れだったと思いますが、握手や子供たちとの記念撮影にもにこやかに、快く応じて下さいました。　機会が有れば是非、また山形へ来ていただいて、演奏を聴かせて頂きたいです。有り難うございました。