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カワイコンサート NO.2145
海老彰子 ピアノリサイタル 開催レポート
2010年6月4日(金) 19:00開演(18:30開場)
主催:カワイ音楽振興会
会場:大阪 いずみホール(大阪府)

 

 6月4日、大阪いずみホールにて、世界的に活躍されているピアニスト海老彰子さんのピアノリサイタルが開催されました。今年はショパンの生誕200年にあたり、オールショパンプログラムで構成されたコンサート、開場には、早くからコンサートへの期待に胸を膨らませたお客様の長い列ができていました。

 いよいよ開演、ほぼ満席の場内、豪華な照明が優雅な雰囲気を演出する中、真っ赤なドレスの海老彰子さんがステージに現れました。

 最初の曲は、『ショパンの即興曲第1番Op.29』、まるで聴衆に語りかけるような音楽、1フレーズ1フレーズに心が込められ、海老さんの誠実なお人柄が表れるような演奏でした。即興曲全4曲の演奏の後、場内はどよめきました。

 続いての夜想曲2曲では、深くのびのある優美な旋律に場内は包まれました。バラード第1番は、時には甘く、優しく、そして情熱的に展開していきました。

 後半も『タランテラOp.43』『舟歌Op.60』『ソナタ第2番Op.35』と大曲が3曲並び、ショパンの音楽の様々な側面を映しだす演奏でした。ラストのソナタ、第3楽章『葬送行進曲』では絶望かつ沈痛な音楽が厳かに、また中間部では対照的に優しくおだやかな旋律がまるで夢の中の出来事のように奏でられ、とても印象的でした。第4楽章、フィナーレの後、会場は大きな拍手でいっぱいになりました。

 アンコールでは、4曲演奏してくださいました。
 ショパン  夜想曲 Op.27-2
 スカルラッティー ソナタD-dur
 ショパン  前奏曲 Op.28
 ショパン  夜想曲 Op.48-1

 アンコールの演奏の間に、故河合滋会長と新幹線でお会いになった時のエピソードなどもお話してくださり、気さくでチャーミングなお人柄が伺えました。

 

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