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カワイコンサート NO.2126
山岸ルツ子 ピアノリサイタル 開催レポート
〜 ファンタジー 〜
2009年6月26日(金) 19:00開演(18:30開場)
主催:カワイ音楽振興会
会場:札幌サンプラザホール(北海道)
梅雨が無いといわれる北海道ですが、今年はジメジメとした天気の続く6月でした。でも、カワイコンサートの前日から、突然天気が回復し、夏本番のような陽気になりました。まるで、山岸さんが北海道に夏を連れてきてくれたかのようです。会場は札幌サンプラザホール。カワイ音楽教室札幌地区のピアノ発表会、カワイ音楽コンクールが開催される、札幌の人々にとってとても馴染みのあるホールです。ここにはカワイコンサート用グランドピアノEXが常設されているのですが、今回山岸さんのコンサートのために「Shigeru Kawai EX」が海を渡って運ばれてきました。
プログラムは次の通りです。
・ベートーヴェン ピアノソナタ「月光」
・リスト「ダンテを読んでーソナタ風幻想曲―」
・スクリャービン 幻想曲作品28
・ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」からの3楽章「ロシア舞曲」、「ペトルーシュカの部屋」、「謝肉祭の日」偉大なピアニスト、ラザール・ベルマン氏の最後のお弟子さんである山岸さんは、その可憐な容姿からは信じられないくらい、深々としたダイナミックな音を響かせます。Shigeru Kawai EXの持つ可能性を最大限発揮され、「さすが、師匠のベルマン譲り!」とお客様から感嘆の声が聞かれました。男性でも続けて演奏するにはかなりの体力・精神力を消耗する大曲揃いのプログラムですが、山岸さんは難なくこなしているように見えました。また、曲間に山岸さんご自身が曲についてお話し下さるのですが、曲をより深く理解するために大変有意義なものでした。
アンコールはドビュッシーの小さな黒人と、ショパンの遺作のノクターンの2曲。最後の最後まで、お客様の惜しみない拍手が続きました。
その後はサイン会を。いつも以上の長蛇の列が出来ていましたが、山岸さんはお疲れも見せず、ひとりひとりと会話され、握手をしたり、写真に納まったり・・・。素晴らしい演奏会の余韻がずっと続いているようでした。
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カワイ音楽教室 北海道事務所 塚原邦夫
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