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カワイコンサート NO.2123
松本和将 ピアノリサイタル開催レポート
2009年6月2日(火) 19:00開演(18:30開場)
主催:カワイ音楽振興会
会場:石川県立音楽堂コンサートホール(石川県)

 

 

 6月2日、石川県立音楽堂でのカワイコンサートは国内外で数々の音楽賞に輝く、松本和将さんによるオール・ショパン・プログラムでした。

 この日のコンサートには、開場前から大勢のお客様がいらっしゃいました。

<当日のプログラム>
スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
ノクターン 変ロ短調 Op.9-1、変ホ長調 Op.9-2、嬰ヘ短調 Op.48-2
エチュード 変イ長調 Op.25-1「エオリアンハープ」、 変ト長調 Op.25-9「蝶々」、ホ短調 Op.25-5、ハ短調 Op.10-12「革命」
〜休憩〜
ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44
ワルツ 変イ長調 Op.69-1「告別」、ロ短調 Op.69-2、変イ長調 Op.34-1「華麗なるワルツ」
ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄」

 幕開けとなる《スケルツォ 第1番 ロ短調》から、その迫力ある情熱的な演奏に驚かされます。演奏後に松本さんは「今日は1曲目からハードなプログラムです」と少し息を切らしながらにこやかにお話をしてくれました。

 3曲の甘く切ないノクターンから、華やかな技巧に満ちた4曲のエチュード。

 休憩をはさんでの雄大な《ポロネーズ 嬰へ短調》では、その情熱的な演奏にお客様の拍手も自然に力強い音となって響きます。

 トークの中で松本さんは「ショパンはとても情熱的な人です。でもそれをストレートに表現することが苦手だったのではないかと思います」といった、繊細なショパン像に近づく深い考察をお話してくれました。それは多くのピアノレスナーにとって、大きなヒントになったのではないでしょうか。

 当時のサロンの華やかな様子が見えてくるような3曲のワルツでは、曲に合わせて楽しそうに体を揺らすお客様の姿も見えました。

 《英雄ポロネーズ》のエネルギー溢れる演奏のあと、アンコール曲《主よ人の望みよ喜びよ》へ。とても穏やかな演奏に、会場は大きな拍手に包まれました。手を高くあげたり、立ち上がって拍手される方も多くいらっしゃいました。

 終演後のCD販売、サイン会ともに列がなかなか途切れないという大盛況ぶりでした。

 列に並ぶ人からは「内容が難しすぎなくて楽しめた」「かっこよかった!」などの声が聞かれました。松本さんの今後の更なるご活躍が期待されます。

カワイ音楽教室 石川事務所 小林智美

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