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カワイコンサート NO.2114
関本昌平ピアノリサイタル開催レポート
2009年4月16日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:岐阜サラマンカホール(岐阜県)
主催:カワイ音楽振興会
春風の心地よいこの季節、岐阜サラマンカホールにて関本昌平さんのピアノリサイタルが開催されました。ショパンコンクール第4位という関本さんのコンサートを楽しみに、開場前より長い列ができ、どの方もコンサートの開演を心躍らせて待っていらっしゃる様子でした。
ショパンの《ノクターン変ニ長調作品27−2》で幕を開けたこのコンサート。繊細で甘美な旋律が会場に響き渡りました。まるで、夢の世界へと引き込まれるような心地よさで、美しい音色に酔いしれました。
シューマンの《謝肉祭作品9》は、ソロのピアノ演奏とは思えないほど、ダイナミックで多彩な音色に、会場は圧倒されているようでした。
後半に演奏されたブラームスの《3つの間奏曲作品117》、ラフマニノフ《ピアノソナタ第2番変ロ短調作品36》はともに、関本さんの繊細な指先のコントロールによるデュナミークはとても味わい深く、さらにピアニストとして、人の心を惹きつける魅力が湧き出た演奏でした。
プログラム終了後、鳴りやまぬ拍手に、何度も客席に向かっておじぎされた関本さん。お客様を大切にされているというお人柄の良さが会場全体に伝わりました。アンコール曲を告げられる関本さんのお声はとても優しく、温かさを感じました。
アンコールでは、
シューマン 《子供の情景より「異国から」》
モシュコフスキー 《火花》
ショパン 《ポロネーズ第6番変イ長調op.53英雄》
の3曲を演奏して下さいました。
終演後のロビーは、CDを購入されるお客さまで賑わっていました。お一人お一人に丁寧にサインをし、握手をしてくださる人間味溢れる関本さんにこれからのさらなる活躍を期待しています。
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カワイ音楽教室 岐阜事務所
講師:足立高子
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