山本亜希子ピアノリサイタル開催レポート

カワイコンサート NO.2107
山本亜希子ピアノリサイタル開催レポート
2008年10月8日(水) 19：00開演（18：30開場）
主　催：（株）河合楽器製作所
会場：都久志会館ホール（福岡県）

秋本番の10月8日。昨年カワイコンサートグランドピアノEXが入ったばかりの゛都久志会館ホール”において、地元福岡出身の新進気鋭のピアニスト山本亜希子さんのリサイタルが行われました。当日は562名の満員のお客様が見守る中、ベートーヴェンのピアノソナタ『悲愴』で幕明けし、ドビュッシーの『子供の領分』『喜びの島』と続き、激しく揺れるffの音から心癒されるppの音まで、多彩な響きで会場を魅了しました。

後半はショパン一色のプログラム～『ノクターン嬰ハ短調遺作』と大曲『ピアノソナタ第3番』でした。スラリと伸びた長身の体から繰り出される素直で伸びやかな音は時間と共に更にパワーが増し、会場全体に響き渡りました。アンコールはご自身が暮らされたロシアへの深い思いと共にチャイコフスキーの『四季より10月』を演奏されました。広大な大地に深まる秋が見えてくるような心のこもった渾身のエンディング曲で、お客様も大満足！たくさんの拍手の中、溢れる笑顔でコンサートは無事に終了しました。

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