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カワイコンサート NO.2112
ロマン・デシャルム ピアノリサイタル開催レポート
2008年10月22日(水) 19:00開演(18:30開場)
主催:(株)河合楽器製作所
会場:津田ホール(東京都)

ロマン・デシャルムさんのリサイタルが津田ホールで行われました。デシャルムさんは数多くの国際コンクールで上位入賞を果たし、現在世界中の著名なホールで演奏会をなさっている新進気鋭のピアニストです。今回のプログラムは前半ドイツ、後半フランスの興味深いプログラム。期待に胸を膨らませて開演を待ちました。

プログラム最初の曲、ヴァーグナー作曲「イゾルデの死」の冒頭のフレーズから、デシャルムさんは聴衆を自分の世界に惹き込みました。高度なテクニック、豊かな表現力、集中力どれをとっても素晴らしいもので、ヴァーグナーならではの色彩感豊かな世界を鮮やかに描き出しました。次の曲、シューマンの「謝肉祭」作品9もやはり音楽にのめり込む白熱の演奏。囁くようなピアニッシモから圧倒的なフォルティッシモまでを自在に実現しながらスケールの大きな表現でこの大曲を弾き切りました。

「ラ・ヴァルス」について日本語で自ら曲目解説をされるデシャルムさん。日本語がお上手なのにはビックリしました。

後半はデシャルムさんの出身国、フランスの作品です。ラヴェルの「高貴で感傷的なワルツ」は美しいながらも、不可思議で独特な響きが印象的な演奏。一方フォーレの「舟歌」第1番は軽いトーンでメランコリックに歌い上げました。そしてプログラムの最後はラヴェルの「ラ・ヴァルス」。個人的にはこの曲を特に楽しみにしていました。オーケストラや2台ピアノでも演奏されることの多い傑作です。デシャルムさんのこの曲の演奏は実に素晴らしいものでした。フランス音楽ならではの優雅さ、色彩感などを余すところなく表現しながらも、聴き手を圧倒する豪快な演奏。会場にいた誰もがその世界に惹き込まれたことでしょう。

盛大な拍手に応え、デシャルムさんはスカルラッティの「ソナタ」ホ長調、ショパンの「子犬のワルツ」、ブルクミュラーの「エチュード」の3曲を演奏。充実したプログラムの後に、聴きやすい小品で演奏会を締めくくりました。

デシャルムさんが紡ぎ出す「音の魔力」を堪能できた、素晴らしい一夜になりました。演奏の合間に聞くことができたデシャルムさんの日本語も会場を和ませ、楽しかったです。次回の演奏会が今から楽しみです!

カワイコンサート4公演お疲れ様でした。

  サイン会の様子。

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