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カワイコンサート NO.2108
江尻南美ピアノリサイタル開催レポート
2008年10月16日(木) 18:30開演(18:00開場)
主  催:(株)河合楽器製作所
会場:長野県県民会館 中ホール(長野県)

去る10月16日、長野県県民文化会館中ホールに於て、江尻南美ピアノリサイタルが開催されました。

深まる秋を思わせるような深い紫色のドレスに身を包み笑顔でステージに現れた江尻さん。期待感いっぱいではりつめた空気の会場が、その優しく温かな笑顔に一瞬和らぎました。

そして始まった演奏は・・・ 

素晴らしい!!の一言。

一曲目のベートヴェンソナタは自然で多彩な音色で、晩年のベートヴェンの光と影が伝わってくる表現力豊かな演奏。そしてりすとではテクニックの完璧さとスケールの大きさに圧倒されました。超絶技巧もなんなく弾きこなしておられ「ピアノと演奏者がここまで一体となれるとは!!」と驚きました。

聴衆の方々もそのテクニックと強い表現力に満ちた演奏に圧倒され「一瞬も聴き逃せない。見逃せない。」という空気が感じられる程でした。

プログラムの最後はショパンの幻想即興曲とスケルツォの2番。この曲はCDや演奏会で何度も聴いている曲ですが、江尻さんのショパンはそのどれも似ていない大変魅力的なものでした。

音の一つ一つや休符、残響までしっかりと意味を持たせた演奏は、江尻さんの音楽に対する情熱や真摯に取り組んでおられる姿勢が感じられ、強い印象が残りました。素晴らしかったです。

演奏後、拍手が鳴り止まず、アンコールでは3曲演奏してくださいました。

特にご自身も大好きな曲だと言っておられたショパンのノクターン遺作は何も例えようもない程美しく胸にグっとくる感動的な演奏でした。

 

最後の最後まで江尻さんの世界を堪能させていただきました。

このリサイタルで私自身すっかり江尻南美ファンになってしまいました。

聴衆の方からも「素晴らしい演奏だった!」

「また江尻さんの演奏が聴きたい!」という声が多く聞かれ、沢山の方々がCDを購入されていました。

今後も沢山の方にご来場していただける演奏会を開催し一人でも多くの方に音楽の素晴らしさを知って頂きたいです。

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