青柳晋ピアノリサイタル開催レポート

カワイコンサート NO.2086
青柳晋ピアノリサイタル開催レポート
2008年5月25日(日) 14：30開演（14：00開場）
会場：ゆるびの舎　早島町町民総合会館（岡山県）

前日の強い雨もやみ、良い天気になった日曜日の午後のコンサート。お客様の出足もよく、開場前には「ゆるびの舎」の玄関ロビーは長蛇の列になりました。

青柳晋さんが舞台に現れ、1曲目のショパンのノクターンが始まって‥すぐに各席の雰囲気が一変しました。これはすごい！真剣に聴こう！と姿勢を正す様子が、舞台袖に立っている私にも、伝わって来ました。続いてショパンのエチュード作品25では、pppからfffまでの繊細な音色、会場全体を震わす音など、縦横無尽な音で、聴衆を酔わせました。

2部では、雰囲気が変わってドビッシーの小品を4曲、これが又これぞ印象派のフランス音楽の音色ですよ‥といわんばかりの心地よい音色でした。4曲の演奏中はお客様も全身で演奏に集中。ピアニストのみならず、お客様も洗練されている感じを受けました。会場内の聴衆全員が、青柳さんのピアノの世界に引き込まれた状態です。そして、最後の曲が、リストの「ハンガリー狂詩曲第2番」です。盛大な拍手がいつまでも続いていました。

　

終演後ＣＤを買い、サインを求めるお客さんが続々と列に。