山岸ルツ子ピアノリサイタル開催レポート

カワイコンサート NO.2084
山岸ルツ子ピアノリサイタル開催レポート
2008年5月23日(金) 19：00開演（18：30開場）
会場：石川県立音楽堂コンサートホール（石川県）

　

国際的な入賞歴があり、リサイタルや音楽講座・レッスンなど幅広くご活躍の山岸ルツ子さんのカワイコンサート。毎年大変な人気で、この春も３回カワイコンサートが予定されています。
その初回は、金沢の石川県立音楽堂というアンサンブル金沢の本拠地として有名な音楽ホールで開催されました。この日は、当初の予定と曲目・曲順が１部変更になり、気力も体力も必要とされるハードなプログラムでした。

スカルラッティ：ソナタ K.87、ソナタ K.386
ラヴェル：水の戯れ
ドビュッシー：月の光
ストラヴィンスキー：ペトルーシュカ
～休憩～
リスト：ラ・カンパネラ、愛の夢第3番、超絶技巧練習曲第10番ヘ短調、スペイン狂詩曲

本番が始まるとそんな様子は少しも見せず、いつものように楽しいトークを交えながら演奏。金沢での思い出話や曲についてのエピソードなど、皆引き込まれるように聴き入っていました。演奏への期待もますます高まっていきました。
特に印象に残ったのは、ストラビンスキーの「ペトルーシュカ」のお話に夢中で聞き入っている子どもたちの姿。演奏の後、感動のあまり立ち上がって舞台に手を振る場面もありました。

アンコールは、ドビュッシーの「小さな二グロ」と、アブレウの「チコチコノフバー」の2曲。リズミカルな演奏に、場内の盛り上がりは最高潮に達しました。

　

終演後のサイン会も大盛況。
福井からはるばる金沢までいらしたお客様は、「以前に聴いた山岸さんのピアノが忘れられなくて、また聴きにきました。」とおっしゃっていました。
山岸さんがロビーに登場すると、またも子どもたちから「わぁ～、きれい！！」という歓声が沸き上がり、サインの列もなかなか途切れませんでした。
次回、静岡と鹿児島でもカワイコンサートが開かれます。