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カワイコンサート NO.2063
関本昌平ピアノリサイタル開催レポート
2007年7月11日(水) 18：30開演（18：00開場）
会場：仙台電力ホール（宮城県）
コンサート当日はあいにくの大雨。それにもかかわらず沢山のお客様が列をなしていたため、濡れないよう配慮し少し早めに開場することとなりました。そんな大雨の中関本さんも余裕をもって早めに来られ、今回の調律担当MPA坂上さんとピアノの様子を伺いながら丁寧にリハーサルをされていました。
こんな雨などの悪天候のときは、ピアノのご機嫌を伺うのも一苦労なんです。でも関本さんの繊細なタッチとMPA坂上さんの経験と技により、ピアノは上機嫌になり良い音を奏でてくれるようにました。お2人は名コンビ！？
プログラムは、モーツァルト：ソナタ 変ロ長調 K.281、ベートーヴェン：ソナタ 第３１番 変イ長調 作品110、ショパン： スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31、クターン ハ短調 作品48-1、バラード 第4番 ヘ短調 作品52でした。
ピティナ・ピアノコンペティションで育ち優秀な成績を収め、2005年では、第15回ショパン国際ピアノコンクールにて第4位入賞という成績を修めたこともあり、後半のショパンになると客席の緊張感・期待感も高まり、その雰囲気がピアニストにも通じたようで前半よりも一段と集中力のある演奏が繰り広げられました。
アンコールでは、モシュコフスキー「火花」、スクリャービン「エチュードよりOp.8-12」、シューマン「子供の情景」より第1曲“見知らぬ国と人びとについて”と3曲演奏され、お客様は大変満足のご様子でした。
終演後のCD販売・サイン会では長蛇の列となりましたが、関本さんは何方にもにこやかに対応されていました。やはり、若い女性のファンが多く見受けられ、皆さん握手されたあと嬉しそうにその手を大事にするように帰られました。きっとその日は手を洗わなかった？かも・・・。気持ちは分かりますね。
次回のカワイコンサート2007年9月8日(土) 会場：札幌KITARA 小ホール（北海道）でも宜しくお願い致します。お疲れ様でした。
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