及川浩治ピアノリサイタル開催レポート

カワイコンサート NO.2078
及川浩治ピアノリサイタル開催レポート
2007年10月18日(木) 19：00開演（18：30開場）
会場：久留米市石橋文化ホール

10月18日(木)天候にも恵まれ、秋晴れというには少しまだ暑さが残る、福岡県久留米市の石橋文化ホールで及川浩治さんのピアノリサイタルが開催されました。及川浩治さんといえば、あのサントリーホール(大)を満席にさせたほか、ピアノトリオ“Bee”を結成するなど多岐にわたって活躍されているピアニストです。そんな及川さんが今回のカワイコンサートで久留米に初登場となりました。

今回のプログラムは、ベートーヴェンの「ソナタ第3番」「ソナタ第21番“ワルトシュタイン”」「ソナタ第8番“悲愴”」「ソナタ第23番“熱情”」というオール・ベートーヴェンでした。及川浩治さんはベートーヴェンに対してとても強い思い入れがあるそうです。

及川さんの演奏はとてもダイナミックかつエネルギッシュ、しかしその中に繊細さを持ち合わせており聴覚だけでなく視覚からもたくさんのことを感じとることができました。最後の“熱情”のクライマックスは圧巻の一言。弾き終わるのと同時に立ち上がる及川さんに「ブラボー」の声が、そして鳴り止まない拍手の嵐・・・・・。本当に圧倒される演奏でした。

及川さんも「今日のSK-EXは特に素晴らしくMAXのタッチで弾いても音は割れず、逆にピアニッシモで弾いても思い通りに音が表現できて、繊細で手になじむタッチ」と使用したピアノを大変お気に入りのご様子でした。特に大久保MPAの調律をお気に入りいただけたようです。

演奏終了後のサイン会では、疲れを見せず笑顔でお客さまと触れ合っていました。この日販売したCDの中には、本日のプログラムの“悲愴”“熱情”“ワルトシュタイン”が入ったニューアルバムもあり、大変な人気でした。みなさん家に帰ってもう一度聴きたいんですね。。

ご来場のお客様の感想は‥‥
『先生にただ連れて来られただけだったけど、とても興奮したし、勉強にもなった。本当にありがとうございます。』
『“熱情”という曲はまったく知りませんでした。ただ、曲を聴くと曲も及川さんも正に熱情って感じでパワフルだしエネルギーを感じました。何か頑張る力みたいなものを与えてくれた、そんな演奏でした。また聴きに行きたいです。』
と、会場に足を運んでくださったお客様はたいへん満足そうでした。

最後はこの日会場のお手伝いをしてくださったカワイ音楽教室の先生方とパチリ。
及川さん、すばらしい演奏をありがとうございました。是非また久留米に来てくださいね。
久留米市石橋文化ホールは満員！大変盛況でした。