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カワイコンサート NO.2075
カワイ80周年記念コンサート開催レポート
2007年10月12日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:文京シビック大ホール
◆出演/江尻南美、島田彩乃、高橋多佳子、根津理恵子(ピアノ・五十音順)
◆監修/上田弘子
(株)河合楽器製作所は今年創業80周年を迎え、それを記念して『カワイ80周年記念コンサート』を東京(10/12)、大阪(10/16)、浜松(10/21)と3箇所で開催することとなりました。その皮切りに東京での公演が開催されました。
それぞれ国際的に活躍中の江尻南美さん、島田彩乃さん、高橋多佳子さん、根津理恵子さんの4人のピアニストが、ソロ、連弾、二台ピアノでの演奏を繰り広げました。上田弘子さんが今回のコンサートを監修され、そのプログラミングはドラマチックで素晴しくお客様を楽しませるものでした。
コンサート当日、開場を待つお客様で地下までの通路いっぱいに長蛇の列が出来ました。開場後、1階客席は満席状態。ロビーは移動するのに人との間を縫って行かなくてはいけない程混雑していました。そんな中、期待のコンサートが開演です。
開演最初は、高橋さんと根津さんによる連弾。ショパンの変奏曲を演奏されました。
その後ちょっと高橋さんに監修の上田さんがインタビュー。お二人の会話で会場が沸きました。
そして、次に皆さんがソロ演奏を展開。始めに根津さんのショパン「ノクターン第17番Op.62-1」が奏でられ、次に島田さんのドビュッシー喜びの島、続いて江尻さんのラフマニノフ「音の絵」Op.39よりNo.1、2、6、9、の4曲が演奏され、前半最後は高橋さんによりショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」で締めくくられました。皆さん個性豊かで、一曲の中にご自分の繊細な感性を注ぎ込んだ名演が繰り広げられ、それは美しく感動を呼ぶものでした。
ロビーに設けられたCD販売所は、前半の素晴らしい演奏を聴き、そのとりこになったお客様がお買い求めになろうと見る見るいっぱいに!休憩時間中ずっと、お求めになるお客様が絶えませんでした。
休憩後、今度は二台ピアノでの演奏が繰り広げられ、曲ごとにピアニストがパートを入れ替わります。美しいのは演奏だけではなく目にも美しく華のある豪華なコンサートになりました。
始めに島田さんと江尻さんによる二台四手のラヴェル「ラ・ヴァルス」、次に四人で二台八手のシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」第4、5楽章が演奏されました。
素晴しい演奏に会場からは「ブラボー!ブラボー!」コールのシャワー!興奮冷め遣らないお客様の声に応えてアンコール。フィナーレを飾るに相応しいアンコール曲の演奏にますますのブラボーコール!そんな中、皆さんは何度もステージに登場して感謝の気持ちを込めて深々とお辞儀をされ終演となりました。
私は、コンサートの帰り道、最後に演奏された曲が耳に残り、気が付くと指で感動の演奏を再生しテンポをとっていました。きっと他のお客様もそうであったに違いありません。
心にいつまでも残る数々の演奏を有難うございました。
残る大阪、浜松でのコンサートも楽しみですね。
どうぞご期待下さい!(←クリックで拡大)
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