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 ホーム(ニュース)コンサート情報 カワイコンサート2007 中部地区 根津理恵子ピアノリサイタル 開催レポート

カワイコンサート NO.2066
根津理恵子ピアノリサイタル開催レポート
2007年
9月7日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:富山県教育文化会館(富山市船橋北町7-1)

前日の金沢での公演に続き、本日も台風9号の接近により影響が非常に心配されました。
ここでもピアノの響きに影響。これはピアノが木で造られているため、湿度、温度によりその日、もっと言えばその時間によって音色が変わってくるのです。もうちょっと裏話をすると、ホールのステージの位置によっても音色、音の伸びなどが変わってくるのです。例えば、ステージは当然木で出来ていて反響版のような役目にもなっています。ピアノの位置が貼ってある板一枚分の差でも変わってくるんですよ!何処にどのように置くでしょう?それは企業秘密です!
ですから、調律師さん(MPA)とピアニストさんのコミニケーションが大変大切。リハーサルはとても重要なのです。
根津さんはステージ経験が豊富!直感的にそのホールの空気を読み取り、調律師さんに指示。今日も最高の響きを得ることが出来ました。
根津さん、何よりも関心したのは、、リハーサルでの演奏と本番での演奏をきちんと分け、リハーサルでは無駄なエネルギーを使わないようにしていたのです。そして本番!集中力と全力投球で演奏。そのエネルギーの配分は経験があるからこそ出来るもの。

ピアノのワンステージは、リハーサルを含め並大抵の体力では弾ききれません。私も演奏経験がちょっぴりあるので共感出来るのですが、長距離マラソンのようなものなのです。後半追い込みに余力を残さなければなりません。かといって前半手抜きをするわけにはいきません。そこが難しいところです。リハーサルで熱演しきってしまうと、本番はふ〜らふら〜。腹八分目じゃないけど、考えて計画的にこなさないと後が大変。演奏は肉体労働!大変なことです。
それにしても細〜い根津さん、スケールの大きいダイナミックな演奏。何処にそんな体力が隠されているのでしょう?集中力共にタフですね!正直驚きました。

アンコールは2曲、パデレフスキー「メロディー」op.16-2とショパン「革命」エチュード。アンコール演奏の前に聴衆へのトークもありました。

 

そんな熱演の演奏にお客様も応えて、CD売り場に殺到!はCDは瞬く間に完売でした。私も欲しかった・・・。買いそびれました。お客様優先!仕方ないですね。
根津さん!台風を寄せ付けない素晴らしい演奏有難う御座いました。

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