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●ヨーロッパ・カワイコンサート日時:2013年5月24日(金)20時〜
会場:CAMPUS(クレフェルト市)
ピアニスト:Daria Kameneva
曲目:
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノソナタ第30番 ホ長調 op109ロベルト・シューマン
ピアノソナタ第2番 ト短調 op22ヨハネス・ブラームス
6つの小品 作品118
4つの小品 作品 119《アンコール》
ヨハネス・ブラームス
ワルツop39-15フレデリック・ショパン
マズルカ第14番 op24-1
2011年フランスのヨーロッパ国際ピアノコンクール優勝されたロシア人ピア二ストDaria Kamenevaさんがカワイコンサート CAMPUSのステージに登場しました。ピアニストはその若さにもかかわらず、バッハから20世紀の音楽までの幅広いレパートリーを持っており、本日も意欲的なプログラムとなりました。プログラム前半はソナタを二つ演奏。ベートヴェンソナタは最晩年の円熟期を示すこの曲をしっかりとした構成で温かみのある演奏し、シューマンソナタは若さ溢れるエネルギーが一気に流れ明快な演奏となり、二つのソナタの対比が印象深い物となりました。
後半はブラームス小品。晩年の最後のピアノ曲で、若いピアニストだとロマンティックに演奏するのかと思いきや、ブラームスの晩年の侘しさを感じる深く気持ちの込めた演奏で会場が静寂な空気に包まれました。
大きな拍手に後押しされ、アンコールを二曲演奏。特にブラームス「愛のワルツ」 映画などの挿入歌で使用される有名な曲を、演奏会を締めくくるに相応しい美しいハーモニー中、コンサートが終わりを告げました。
今後6月には日本でのカワイコンサートが予定されているとの事で、今後のご活躍楽しみなピアニストの一人です。
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